海上保安庁は、竜巻をはじめとする急激な天候変化による小型船舶事故防止を図るため、新たに「竜巻注意情報」などの情報を電子メールとインターネットで8月1日から提供すると発表した。昨年9月1日、長崎県対馬沖などで、竜巻の突風の影響と思われる漁船6隻が転覆する事故が発生し、乗組員5人が亡くなり、1人が行方不明となった。海上保安庁では、これらの事故の再発を防止するため、海の安全情報を拡充する。インターネットや電子メールで提供している気象警報・注意報などに「竜巻注意情報」、「雷注意報」を追加する。雷注意報では竜巻や突風などの注意も喚起する。全国133カ所の灯台などで観測した風向、風速、波高などの気象現況はインターネット、テレホンサービスに加えて、新たに電子メールでも配信する。また、スマートフォン用サイトを改善する。気象警報・注意報が発表された場合、地図画面上にアイコンで表示する。地図画面上の中心を緯度・経度で表示する。