大阪高速鉄道(大阪モノレール)は12月2日、定期運賃の割引率を拡大すると発表した。通学定期は1カ月で最大3440円の値下げ。2017年4月1日に実施する。通勤定期運賃の割引率は現在33.1~35.8%だが、これを一律36.0%に拡大する。割引率が58.8~60.5%の通学定期運賃も一律70.0%に拡大する。発売額は大人1カ月の場合、通勤定期が7680~2万1120円で、30~550円の値下げ。通学定期は3600~9900円で、1340~3440円の値下げになる。大阪モノレールの発表によると、大阪府立高校の学区制撤廃などを受けて値下げを決定。「結節他社並みの割引率を適用することでより利用しやすい運賃とし、一段の教育環境の向上に向けた支援を行う」としている。このほか、2014年4月の消費税率変更に伴う運賃改定で、区間ごとの割引率のバランスが崩れていたことから、通勤・通学ともに定期運賃の割引率を変更した。