2016年度ソニー教育助成プログラム、最優秀校は諏訪市立中洲小

 2016年度「ソニー教育助成プログラム」は、長野県諏訪市立中洲小学校がソニー子ども科学教育プログラムの最優秀校に決定。ソニー幼児教育支援プログラムでは、大阪府の深井こども園と奈良県の都跡こども園が最優秀園に決定した。

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 2016年度「ソニー教育助成プログラム」は、長野県諏訪市立中洲小学校がソニー子ども科学教育プログラムの最優秀校に決定。ソニー幼児教育支援プログラムでは、大阪府の深井こども園と奈良県の都跡こども園が最優秀園に決定した。

 ソニー教育財団が行う「ソニー教育助成プログラム」は、全国の小学校・中学校、幼稚園・保育所・認定こども園から教育実践論文を募集し、特に優れた取組みを表彰している。2016年度は、全国の小学校・中学校から220件、幼稚園・保育所・認定こども園から109件、合計329件の論文応募があった。

 審査の結果、小学校・中学校対象のソニー子ども科学教育プログラムでは、長野県諏訪市立中洲小学校の「『科学する心』を豊かに育む 自分づくり・ふるさとづくり」が最優秀に決定した。

 同校では、予想検証を重ねながら自然事象に近づいていく過程で、自然の巧みさに驚き感動し実感する子どもを「科学が好きな子ども」と捉え、「自分づくり・ふるさとづくり」を通して科学と自分・郷土との関わりを子どもたちに実感させ、理解させる実践が行われている。

 幼稚園・保育所・認定こども園対象のソニー幼児教育支援プログラムでは、大阪府の幼保連携型認定こども園深井こども園の「あそびの足跡」と、奈良市立都跡こども園の「“もっとおもしろく”で広がる遊びの世界」の2園が最優秀に決定した。

 深井こども園の「あそびの足跡」では、気付きの分類(素朴な気付き・関係付けの気付き・探索探究の気付き)を行って、0~5歳までのそれぞれの気付きの姿を丁寧に捉えた記録を積み重ねている。都跡こども園の「“もっとおもしろく”で広がる遊びの世界」では、「夢中になって遊ぶ姿を見つめて」をサブテーマに、継続する遊びに着目。子どもたちが「遊びをおもしろくしよう」をあきらめずに試行錯誤して、体験を深めている。

 このほか、ソニー子ども科学教育プログラムでは優秀校14校、奨励賞93校を決定、ソニー幼児教育支援プログラムでは優秀園13園、奨励園52園を決定した。入賞校には教育助成金やソニー製品が贈られる。
《外岡紘代》

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