国内大手航空会社の2016年度年末年始(12月22日~2017年1月3日)の航空旅客の予約状況を発表した。全日本空輸(ANA)の国内線の予約数は前年同期比10.0%増の164万0803人で、予約率は6.4ポイントアップして66.7%だった。方面別では沖縄・関西方面の予約率が高い。国際線の予約数は同13.4%増の36万7694人で、予約率が2.7ポイントアップの81.5%だった。日本発便は欧州、中国、アジア・オセアニア方面が特に好調だった。訪日需要は、欧州、中国、アジア・オセアニア方面を中心に好調に推移している。日本航空(JAL)の国内線の予約数は同12.5%増の122万4884人で、予約率が6.3ポイントアップの70.4%と7割台となった。全方面順調だが、特に沖縄方面の予約数が前年を大きく上回っている。国際線の予約数は同2.5%減の33万2769人と前年を割り込んでいる。ただ、予約率は1.7ポイントアップの87.1%。欧州・台湾・グアム線の予約率が好調に推移している。また、中国線も回復基調にある。