【中学受験2017】東大寺学園中「算数」能開センターが講評…著しく難化

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 1月16日に行われた、平成29年度(2017年度)東大寺学園中学校の入学試験では、募集人員176名に対し、947人が志願し、894人が受験した。合格者数は364名で、実質倍率は2.46倍。4教科の満点は400点、合格者平均は246.7点(61.6%)で、最高点は345.3点(86.3%)だった。

 リセマムでは、能開センター近畿中学受験本部の協力を得て、算数の問題講評を行う。

◆算数

 2017年度入試の東大寺学園中の算数は、昨年度より問題数が削減されました。大問1は、計算を含む独立小問が4問、その後に大問が3題、という構成になっています。近年は、ただ答えを出すだけでなく、作図をはじめ、思考や作業のプロセスを問う内容も出題されており、今年度も条件整理などの丁寧な作業を要求する出題が多くありました。

 算数の平均点について、昨年度と比較すると、受験者平均点が62.4点から53.4点へ、合格者平均点が80.1点から64.2点へと、両者ともに大幅に下がっており、難度が著しく上がったといえます。

 出題内容について、大問ごとに見ると、大問1の独立小問群は、比較的取り組みやすい内容でした。しかし大問2以降は、一転して丁寧な条件整理と粘り強い作業が必要とされる問題が並びました。

 大問2は演算処理を使った問題で、(1)と(2)は調べることで解決しますが、(3)と(4)は分母の5という数に注目し、作業手順の簡略化を図らなければ、いたずらに時間がかかってしまう問題でした。

 大問3では与えられた図形が平易で、すぐに解決しそうに見えますが、面積比と線分比の扱いに力量の差が出やすい問題といえるでしょう。

 大問4は(2)以降の作業量は並大抵ではなく、最後の問題らしく、相当鍛えられた受験生でも苦労したと思われます。


 能開センター近畿中学受験本部はWebサイトにおいて、大阪星光学院、四天王寺、清風南海などの講評も公開する。また、2月中旬に実施予定の入試分析会で、さらに詳しい出題傾向や入試概況を公開する予定だ。

(協力:能開センター)
《編集部》

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