ソフトウェアを扱うナチュラルスタイルは、JavaScriptでのプログラミングに特化した子ども向けパソコン「IchigoLatte」を1月20日から販売開始した。IchigoLatteハーフキットの価格は2,000円(税別)、IchigoLatte組立完成版の価格は2,200円(税別)。 IchigoLatteは、プログラミングを学ぶことができる子ども向けパソコン。テレビ、キーボード、電源につなぐだけで、JavaScript(ECMAScript)によるプログラミングが可能となっている。キーボードのみで操作するので、マウスは必要としない。インターフェースにはIchigoLatteのために開発された「lash」を使用。キーボードで打ち込むだけで、数個のコマンドとその組合せを簡単に操作できる。 IchigoLatteでは、文字や絵文字を自由に動かして、オリジナルゲームを作成できる。プリント基板には自由に電子回路を組むことができるスペース、通称「Latteキャンバス」を装備。IoT機器の製作も可能だ。また、汎用入出力ポートやシリアル通信ポートが備えられているため、接続したロボットのプログラム制御も可能。湿度センサーや温度センサーからデーターを取得し、プログラムで処理することもできる。 IchigoLatteで作ったプログラムは、子ども向けプログラム投稿サイト「Kidspod;」に投稿することで、世界に向けて配信もできるという。また、「Kidspod;」で展開されているサービス「LattePlayer」の使用で、Webブラウザ上でIchigoLatteのプログラムの起動が可能。LattePlayerの利用で、IchigoLatte本体がなくても作成したプログラムで遊べたり、スマホのゲームをIchigoLatteで作成したりすることもできるという。 IchigoLatteハーフキットは、ユーザーが一部の部品を基板にはんだ付けしてコンピュータを完成させるキット。はんだこて、はんだなどの工具を使用して、初心者でも電子工作が楽しめるキットだという。IchigoLatte組立完成版は、すべての部品がはんだ付けされたキット。どちらも「USB&PS/2キーボード」と表記されているキーボード、ビデオ入力端子が付いたテレビなどのモニター、microUSB端子付きの電源5Vが必要。IchigoLatteのWebサイトより販売される。◆子ども向けパソコンIchigoLatteCPU:LPC1114 Cortex-M0 48MHzRAM:4KBFLASH:32KB(USER 2KB×1)解像度:256×192(32文字×24文字)色数:2色(白・黒)入出力:ビデオ出力端子×1、キーボード用USB端子×1、汎用出力ポート×6、汎用入力ポート×4(AD×1)、シリアル通信ポート×1、2IC×1、LED×1、ボタン×1電源:microUSB(5V)