企業リサーチサイト「Vorkers(ヴォーカーズ)」は、親が子どもの就職内定に賛成するとされる企業を調べ、「オヤカクOK企業ランキング」として発表した。上位3位を財閥系総合商社が独占し、インフラ系企業や製薬会社が多くランクインした。 ヴォーカーズによると、近年では親からの反対による内定辞退を防ぐための企業の対策として、内定を出す学生に対し「入社を親は承諾しているか」と確認したり、学生の親に企業が直接連絡を取り確認したりする行為が増えており、「オヤカク」という就活用語としても話題になっているという。 ヴォーカーズでは同社に寄せられた会社評価から、回答数10件以上の上場企業1,339社を対象に、「待遇の満足度」「人材の長期育成」「法令順守意識」の3指標の合計値を調べ、親目線における「就職文句なし企業」としてランキングにまとめた。 親に内定に賛成する企業として、もっとも高いスコアを獲得したのは住友商事。次に三菱商事、三井物産が続き、トップ3を財閥系総合商社が独占した。4位はトヨタ自動車で、メーカーとしてはトップ。5位以降は日本郵船、東燃ゼネラル石油、四国電力、伊藤忠商事、アステラス製薬、日清製粉グループ本社が続く。 上位30位までを見ても、ガスや石油などのインフラ系企業や、製薬会社が多く名を連ねた。ヴォーカーズWebサイトではランキングとともに、それぞれの指標スコアを掲載している。◆就職内定、オヤカクOK企業ランキング1位 住友商事2位 三菱商事3位 三井物産4位 トヨタ自動車5位 日本郵船6位 東燃ゼネラル石油7位 四国電力8位 伊藤忠商事9位 アステラス製薬10位 日清製粉グループ本社