文科省、2017年度スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校を内定

 文部科学省は3月24日、平成29年度(2017年度)スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校の内定について発表した。平成29年度新規指定として77校、科学技術人材育成重点枠として8校を内定した。

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SSH新規指定内定校(開発型)
  • SSH新規指定内定校(開発型)
  • SSH新規指定内定校(実践型)
  • 科学技術人材育成重点枠内定校
 文部科学省は3月24日、平成29年度(2017年度)スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校の内定について発表した。平成29年度新規指定として77校、科学技術人材育成重点枠として8校を内定した。

 将来の国際的な科学技術関係人材を育成するため、文部科学省は先進的な理数教育を実施する高校を「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」に指定している。スーパーサイエンスハイスクール事業は平成14年度より実施。今回の内定は平成29年度予算の成立を前提とする。

 平成29年度新規は、125校からの応募があり、審査の結果、開発型13校と実践型64校の計77校を内定。開発型は埼玉県立浦和第一女子や大阪府立富田林など公立11校と茗渓学園と聖光学院の私立2校。過去にも指定を受けている学校がより実践的な研究開発を行う実践型は筑波大学附属駒場と東京学芸大学附属の国立2校と東京都立日比谷や千葉市立千葉など公立56校、立命館慶祥や東海大学付属高輪台など私立6校の計64校が選ばれた。指定期間は平成29~33年度の5年。

 平成29年度科学技術人材育成重点枠は、26校からの応募があり、審査の結果、立命館慶祥の私立1校と北海道札幌啓成や大阪府立天王寺など公立7校の計8校が選ばれた。期間は最長3年。

 内定校の研究開発課題は、聖光学院が「科学・技術で新たな時代を切り拓くリーダーを育む中高一貫プログラムの開発」、千葉市立千葉が「カリキュラム・マネジメントの確立により科学技術人材に必要な能力を効果的に育成する研究」など。各校の研究開発課題が文部科学省のWebサイトに掲載されている。
《工藤めぐみ》

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