Kei-Net、医師国家試験2017まとめ…合格率は過去10年で最低

 河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」は4月7日、「医師・歯科医師国家試験の合格状況」を掲載した。3月に合格発表が行われた医師国家試験と歯科医師国家試験について、受験者数や合格率、大学別合格者状況などをまとめ解説している。

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 河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」は4月7日、「医師・歯科医師国家試験の合格状況」を掲載した。3月に合格発表が行われた第111回医師国家試験と第110回歯科医師国家試験について、受験者数や合格率、大学別合格者状況などをまとめ、解説している。

 第111回医師国家試験は2017年2月に行われ、9,618人が受験、8,533人が合格した。合格率は前年の2016年実施第110回より2.8ポイント減の88.7%で、過去10年で最低となった。男女別では、受験者と合格者の約3割を占める女性の合格率が90.5%と、前年同様に男性の87.8%を上回った。

 2017年新卒受験者の入学年にあたる2011年度入試において、77名の医学科定員増があったことなどから、受験者数は2016年第110回より184人増。内訳は、新卒168人増、既卒16人増だったが、いずれも合格者は減少した。

 大学別の合格率でもっとも高かったのは、自治医科大学100.0%。ついで筑波大学98.2%、名古屋市立大学97.3%、横浜市立大学96.6%、東京医科歯科大学96.3%、順天堂大学96.0%。なお、名古屋市立大学は前年から受験者・合格者ともに38人増となり、合格率が上昇した。

 第110回歯科医師国家試験は2017年1月に行われ、3,049人が受験、1,983人が合格した。合格率は前年の2016年実施第109回より1.4ポイント増の65.0%。大学別の合格率は、東京医科歯科大学の94.1%がもっとも高く、ついで東京歯科大学91.1%、北海道大学86.0%、大阪大学84.4%だった。
《荻田和子》

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