千葉市、オリパラ教育を市内171校でスタート

 千葉市教育委員会は4月6日、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向け、市内公立小学校171校にオリンピック・パラリンピック教育を導入する「千葉市オリンピック・パラリンピック教育実施方針」を公開した。

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千葉市オリンピック・パラリンピック教育実施方針(1/2)
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  • 千葉市オリンピック・パラリンピック教育実施方針 千葉市行動計画2017年度版の方向性との関連性
 千葉市教育委員会は4月6日、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向け、市内公立小学校171校にオリンピック・パラリンピック教育を導入する「千葉市オリンピック・パラリンピック教育実施方針」を公開した。パラスポーツ関連事業などを通し、次世代を担う子どもたちの夢と希望を育む。

 千葉市は3月、「東京オリンピック・パラリンピックに向けた千葉市行動計画」を策定。行動計画で示された「2020年の千葉市の姿」を目指すため、「ひとづくり」に関する取り組みのひとつとして「千葉市オリンピック・パラリンピック教育実施方針」を策定した。千葉市オリパラ教育を通じ、スポーツに親しむことで「知・徳・体」の調和が取れ、多様性を尊重し共生社会実現に貢献できる人物を育てる。また、自ら学び行動でき、国際感覚を備えた人間像も目標として掲げられている。

 千葉市オリパラ教育は、千葉市内の小学校111校、中学校55校、特別支援学校3校、高校2校、合計171校の「オリパラ教育実施校」を対象に行なう。「大会機運の高揚」「体力向上・健康づくり」「多様性理解教育」「国際理解教育」を4つの柱とし、「学ぶ(知る)」「行動する(発信する)」の2つの行動をかけ合わせた教育プログラムを検討している。

 2020年の東京オリンピック・パラリンピックに際し、車いすフェンシング、テコンドー、ゴールボール、シッティングバレーボールの4競技は千葉市内の競技場を利用する。また、市内では車いすスポーツを始めとするパラスポーツ大会が頻繁に開催されていることから、パラスポーツに関連する事業を重点的に展開し、児童・生徒の理解や地域の関心を高めるねらい。

 教育実施期間は2017年から開始。千葉市は、オリパラ教育実施期間について、「2020年(平成32年)をもって終了させるものではなく、引き続き発展させながら、継続できる活動とする」としている。
《佐藤亜希》

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