5/6未明「みずがめ座η流星群」が見頃、気になる時間・方角・天気は?

 2017年ゴールデンウィーク終盤の5月6日(土)、みずがめ座η(エータ)流星群が極大を迎える。今年のピーク時は、日本は日の出後となるが、見頃とされる未明の時間帯は比較的好条件で観測できるようだ。見えやすい方角や、気になる天気情報を紹介する。

趣味・娯楽 その他
みずがめ座η流星群が極大 5月6日3時ごろの東京の星空 (c) 国立天文台
  • みずがめ座η流星群が極大 5月6日3時ごろの東京の星空 (c) 国立天文台
  • みずがめ座η流星群の放射点の方角 (c) アストロアーツ
 2017年ゴールデンウィーク終盤の5月6日(土)、みずがめ座η(エータ)流星群が極大を迎える。今年のピーク時は、日本は日の出後となるが、見頃とされる未明の時間帯は比較的好条件で観測できるようだ。見えやすい方角や、気になる天気情報を紹介する。

◆みずがめ座η(エータ)流星群とは

 「しぶんぎ座流星群」「ペルセウス座流星群」「ふたご座流星群」の三大流星群につぐ規模で、毎年活動しているのが、5月6日に極大を迎える「みずがめ座η流星群」だ。母天体は、10月のオリオン座流星群と同じ「ハレー彗星」。ハレー彗星の通り道を地球が通過する際、残されていた塵が地球の大気に飛び込むために、上空100km前後で発光して見える。

 アストロアーツによると、2017年の極大時刻は5月6日(土)の午前11時ごろ。もっとも流星を見つけやすい時間は、6日の未明から明け方だという。条件の良いところでは、1時間あたり10個程度が出現すると見られている。

◆見える方角と気なる天気

 国立天文台天文情報センターが公開している5月6日午前3時ごろの東京の星空によると、みずがめ座η流星群の放射点は東南東にある。しかし、北半球の中・高緯度に位置する日本などでは、放射点があまり高く昇らないため、方位を気にするよりは、近くに空が広く見渡せ明かりが近くない場所を選ぶとよさそうだ。

 放射点が低く、見えづらいみずがめ座η流星群だが、国立天文台によると「放射点から離れた位置に出現する流星は経路の長いものが多い」。つまり、「経路の長い見事な流星」が出現する可能性もある。

 5月6日未明の天気はどうだろうか。ウェザーニュースが5月2日に発表した予測によると、北海道・東北日本海側と東北南部・東日本・西日本は雲が多く、流星群は見えづらい。ただし、中部から東北南部は、雲は広がるものの、隙間から見えるチャンスがあるとされている。

 残念ながら肉眼で観測できない地域からは、ライブ中継の活用がおすすめだ。5月6日の午前0時から3時30分にかけて、ウェザーニュースではニュージーランドのテカポと国内の合計3か所から、「GW特別企画 みずがめ座η流星群特別番組」内で流星を生中継する。配信は、YouTube Live、LINE LIVE、Periscope、ニコニコ生放送、FRESH! by AbemaTV、Facebookライブ動画などで予定されている。

 日中は暖かくなってきたとはいえ、未明にはまだまだ冷え込む時期だ。屋外で観測をする場合は、寒さ対策を万全にしてから臨んでほしい。
《鶴田雅美》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top