竹中平蔵氏と共同、JALA「教育改革推進協議会」を開設

 日本アクティブラーニング協会(JALA)は、竹中平蔵氏と共同で「教育改革推進協議会」を開設。日本の教育改革の実現に向けて、2020年の教育改革を待たずに、議論し行動する有志を募集する。

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 日本アクティブラーニング協会(JALA)は、竹中平蔵氏と共同で「教育改革推進協議会」を開設。日本の教育改革の実現に向けて、2020年の教育改革を待たずに、議論し行動する有志を募集する。

 竹中平蔵氏は、小泉内閣で大臣職を歴任。その後、東洋大学教授、慶應義塾大学名誉教授、早稲田塾で高校生向けのリーダー育成プログラムなどを行っている。竹中氏はこれまでの経験から、日本の教育をあるべき方向性へと進めていくためには改革を先導し、具体化する人材・組織の力が集まることが必要である、と考えている。日本の教育改革の実現に向けて、教育関係者や企業経営者を募り「教育改革推進協議会」の設置が決定した。

 教育改革推進協議会では、実践を通じて教育改革を推進することを目指している。新しい取組みについて議論し、政府をはじめ官公庁、そのほかの団体に対しても提言していくことを思案しているという。今後のテーマは「より自由度の高い実験を行うことができる特区」を意味する「レギュラトリー・サンドボックス」。第1回協議会は7月1日を予定している。

 「レギュラトリー・サンドボックス」の取組みの例は、「ポートフォリオ教育の実践と教育ビッグデータの利活用」「大学入試における人財マッチングシステムの構築」「グローバル教育を推進する新しい発想の教育機関の構想」などがあげられている。

 日本アクティブラーニング協会は、大学教授・海外大学・企業などとの連携による高大接続プログラムや、演劇メソッドを取り入れたワークショップなどを通じて、さまざまな教育現場に役立てることが目的。アクティブラーニングで、これからの時代を生き抜く力を鍛えるために、人財開発プログラムを開発し提供している。
《神山千寿子》

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