熊本の親子を応援、千葉県成田市で「今までにない体験」を

 熊本の12組24人の親子がスパイダーマンといっしょに空を飛び、成田市内を散策し、成田空港のタワーに登り、最新鋭消防車の放水開始をカウントダウンした。参加者は、阿蘇くまもと空港の所在地である熊本県益城町、菊陽町、阿蘇市の小学生4~6年生親子。

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旧管制塔から見る第1ターミナル
  • 旧管制塔から見る第1ターミナル
  • 第1ターミナル北ウイングと駐機場
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  • 整備場
  • 旧管制塔
  • 旧管制塔
  • 旧管制塔
熊本の12組24人の親子がスパイダーマンといっしょに空を飛び、成田市内を散策し、成田空港のタワーに登り、最新鋭消防車の放水開始をカウントダウンした!! 

ジェットスター・ジャパン、ソニーピクチャーズエンタテインメント、成田国際空港、成田市は、阿蘇くまもと空港国際線振興協議会の協力のもと、「第3回夏休み課外学習ツアー / ジェットスターで行くくまもと応援親子ツアー」を7月31日~8月1日に開催した。参加者は、阿蘇くまもと空港の所在地である熊本県益城町、菊陽町、阿蘇市の小学生4~6年生および保護者。抽選で選ばれた。

このツアーは、今までにない体験を通し、子どもたちに新しい学びを得てほしいという願いから、昨2016年8月に初めて実施され、今回が3回目。

ツアー初日は阿蘇空港に公式スパイダーマンが登場し、参加者を登場ゲートで出迎えた。そしてスパイダーマンが機体に描かれたスパイダージェットで、スパイダーマンとともに成田空港までフライト。スパイダーマンと別れた後は、映画『スパイダーマン:ホームカミング』を鑑賞した。


2日目は成田山新勝寺での御護摩体験と、参道散策、午後から成田空港の施設見学というプラン。記者が同行したのは成田空港見学のパートで、旧管制塔と空港消防西分遣所の見学だ。

旧管制塔は、成田空港開港以来の管制塔で、第2ターミナルの稼働とともにより高い新管制塔に機能を移した。現在は今回のように見学などに使われている。新管制塔のバックアップとしても維持されており、見学時も管制の無線の会話がスピーカーから聞こえていた。


空港のほぼ全景を見渡す旧管制塔で参加者は、ランプコントロールという仕事について解説された。空港構内での飛行機の移動のコントロールがランプコントロールの主な仕事だ。通常は管制官が兼務するが、成田空港では専属のコントローラーがいて、交代しながら常時3名が1日24時間従事している。説明担当者は元ランプコントローラーで、仕事の説明に加えて、無線を聴きながら飛行機の動きも実況してくれた。

旧管制塔から降りて、バスでA滑走路の反対側にある空港消防西分遣所へ移動。成田空港には消防所が5か所にあり、全部で17台の消火用車両と25人の消防士が待機している。西分遣所では、大型化学消防車の出動デモ&放水デモ、ホースをにぎっての放水体験、消防服試着などができた。


見学中に横風が強くなって発着の環境が悪くなったため「横風待機」がかかり、最初に2台が車庫から出てきた展示車両のうち1台が滑走路そばまで前進して待機状態になった。放水デモは1台だけになってしまったが、ある意味「おいしい」ハプニングだった。

見学プログラムはこれで終了。参加者は第3ターミナルに戻り、スタージェットで熊本へ帰る。振り返ると実に盛りだくさんなメニューだった。参加者には何かしら「新しい学び」があったに違いない。

成田空港のタワーに登る、大型消防車の放水を見る…親子ツアー

《高木啓@レスポンス》

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