【高校野球2017夏】夏の甲子園、経済波及効果は350億円…関西大が試算

生活・健康 その他

画像はイメージ
  • 画像はイメージ
  • 関西大学
  • 日本高等学校野球連盟
 開幕が目前に迫った「第99回全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)」について、関西大学は8月4日、経済波及効果が約350億8,080万円にのぼるとの試算結果を発表した。注目の清宮幸太郎選手は出場できなかったが、観客の消費支出などから大きな経済効果が予想されている。

 経済効果を発表したのは、関西大学名誉教授の宮本勝浩氏。夏の甲子園は、日本の夏の風物詩となり、幅広いファンを獲得していることから、8月7日から21日まで開催予定の「第99回全国高校野球選手権大会」の経済波及効果について試算・分析した。

 総入場者数は、日本高等学校野球連盟のデータをもとに過去5年間の平均総入場者数84万4,200人を基本とした。消費者の支出にあたる「直接効果」としては、参加校49校にかかわる選手・生徒・教員・保護者ら学校関係者の消費支出を33億8,652万円、一般観客の消費支出を123億459万円、運営に携わる人たちの消費支出を3,750万円、マスコミ関係者の消費支出を1億1,250万円、テレビ買い替えや関連グッズ購入などその他の消費支出を4億円と仮定。直接効果の消費支出総額を162億4,111万円とした。

 直接効果から、内閣府作成の平成28年版「全国産業連関表」を用いて、直接効果の原材料の売上増加額にあたる「一次波及効果」、直接効果と一次波及効果で売上が増加した企業などの所得・収入増に伴う消費増加をさす「二次波及効果」を計算。それらを総計した経済波及効果は350億8,080万円にのぼった。

 高校野球ファン期待の清宮幸太郎選手がいる早稲田実業高校は、残念ながら出場とはならなかったが、2017年も熱戦が予想される夏の甲子園。宮本名誉教授は「多くの日本人にとって夏の素晴らしい風物詩であると同時に郷土愛を育む素晴らしいスポーツの大会である。そして、大きな経済効果をもたらすビッグイベントであると言える」としている。

 さらに試算した経済効果については、「プロ野球と比べると、外野席は無料、アルプス席は600円などという非常に安価な料金設定にもかかわらず、約2週間で350億8,080 万円という非常に大きな経済波及効果をもたらすことは驚くべきこと」とコメントしている。
《奥山直美》

【注目の記事】

編集部おすすめの記事

特集

page top

旬の教育・子育て情報をお届け!(×をクリックで閉じます)