【大学受験2018】宇都宮大「理系5年一貫」特別入試導入、学士・修士を両取得

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 宇都宮大学は、平成30年度(2018年度)より「理系5年一貫特別入試」を実施する。入学後は5年間の一貫したプログラムを通じて学士と修士の両方の学位を取得できる。文部科学省は学士・修士の6年一貫制や工学基礎教育の強化に取り組んでおり、学士・修士を一貫化する動きがある。

 宇都宮大学の「理系5年一貫特別入試」は、理数分野における強い学習意欲を持ち、大学院への進学を希望する者を対象に、これまでの学修活動とその成果、大学で学ぶ意欲・適性・資質を総合的に判断して選抜を行う。選抜にはセンター試験を課す。

 入学後は、「早期卒業制度」を利用して、学士課程を3年間と博士前期課程または修士課程を2年間で修める。この5年一貫したプログラムを通じて、学士と修士、両方の学位を取得できる。なお、大学院の2年間は、返済の必要がない給付型の奨学金が支給される。ただし、早期卒業制度の基準を満たさない場合は一般学生と等しく扱い、奨学金は支給されないが、大学院は受験できる。

 これまで日本の大学の工学部は、1つの分野を深く学ぶモデルが成功体験となってきたが、今後はAOやビッグデータ、IoT、ロボットなど、Society5.0、そしてその先の時代に対応することが重要であるとして、文部科学省は学士・修士の6年一貫制などの教育年限の柔軟化や、工学基礎教育の強化に取り組んでいる

 たとえば、東京理科大学は学部4年と修士1、2年を連続した「3年+3年教育」の6年一貫教育コースを2017年度より応用生物科学科と先端化学科で導入している。慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスの総合政策学部、環境情報学部、大学院政策・メディア研究科では、4年間で学士と大学院修士の2つの学位取得を想定した「学部・大学院修士4年一貫教育プログラム」を2015年度より導入している。
《工藤めぐみ》

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