修学旅行で映画作り、JTB中四×コスモボックス×広島城北中の挑戦

 JTB中国四国とコスモボックス、広島城北中学校は、修学旅行と「シネマ・アクティブ・ラーニング」を融合させた新しい教育プログラムを実施する。修学旅行中に映画を作り、コミュニケーション力の向上や地域資産・伝統文化への理解を深めることなどを目指す。

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 JTB中国四国とコスモボックス、広島城北中学校は、修学旅行と「シネマ・アクティブ・ラーニング」を融合させた新しい教育プログラムを実施する。修学旅行中に映画を作り、コミュニケーション力の向上や地域資産・伝統文化への理解を深めることなどを目指す。

 コスモボックスの代表取締役で映画監督の古新舜氏は、大手予備校講師時代より約10年にわたってアクティブラーニング型授業を実践してきた。個人が持つ潜在的な能力、人間性を「映画制作」を通じて引き出すことを目的とし、「映画制作×教育」として「シネマ・アクティブ・ラーニング」を全国で提供している。

 今回の取組みは、「シネマ・アクティブ・ラーニング」に注目した広島城北の中川教頭の発案をきっかけに、JTB中国四国広島支店とコスモボックスが協働して開発したもの。10月17日より、広島城北中学校3年生182名が参加する修学旅行において実施されている。

 プログラムは、修学旅行を「たびまえ」「たびなか」「たびあと」の3段階に分け、映像リテラシーの習得だけでなく、コミュニケーション力の向上や、地域資産・伝統文化への理解を深めることを目指している。

 「たびまえ」では、鑑賞理解・物語発見・演技表現・制作実現の4つのテーマでアクティブラーニング型のワークを実施。「たびなか」では、1日目に漁業や農業などの体験学習を行い、それを踏まえ地元の人たちとの交流を通じた3分の短編映画を制作する。「たびあと」では、訪問先で撮影した素材を編集し、作品イメージを具現化させたポスターを制作する。プレゼン大会で発表することで、その地域の持つ魅力や未来に向けたメッセージを他者に発表する力を養っていくという。
《外岡紘代》

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