アクティブ・ラーニングアワード2017、受賞はLB技研「TJ‐Link」ほか

 日本アクティブ・ラーニング学会は2017年11月3日、「アクティブ・ラーニングアワード2017」の結果を発表した。ICT部門では、LB技研の「モバイル実物投影セット TJ‐Link(学校向け)」が金賞を受賞。そのほかICT部門で銀賞2点、非ICT部門で金賞1点・銀賞2点が選出された。

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「アクティブ・ラーニングアワード2017」投票結果
  • 「アクティブ・ラーニングアワード2017」投票結果
  • 「モバイル実物投影セット TJ‐Link(学校向け)」LB技研
  • 「ラクに楽しく1時間 中学国語 ラクイチ授業プラン」メディアクリエイト
 日本アクティブ・ラーニング学会は2017年11月3日、「アクティブ・ラーニングアワード2017」の結果を発表した。ICT部門では、LB技研の「モバイル実物投影セット TJ‐Link(学校向け)」が金賞を受賞。そのほかICT部門で銀賞2点、非ICT部門で金賞1点・銀賞2点が選出された。

 アクティブ・ラーニングアワードは、アクティブラーニングの円滑な実施に役立つ製品・サービスを、日本アクティブ・ラーニング学会に所属する教員や研究者らの投票により選出し表彰するもの。

 対象となる商品は、ソフトウエア、ネットワークなどのシステム、デジタル機器、デジタル教材、什器・備品、紙などの教材・書籍、その他のサービス。今回は「ICT部門(システム、機器、教材)」で6点、「非ICT部門(什器、備品、教材、書籍など)」で10点のエントリーの中から、各部門金賞1点・銀賞2点が選出された。

 評価方法は、新しい概念の商品・サービスであるかという「新規性」や、アクティブ・ラーニング授業の実施をサポートできるかという「補助性」、誰にとっても使いやすい「簡便性」、深い学び、主体的な学びが実現できるかという「有効性」、学習者に思考の多様性を促すことに有効かという「多様性」の5つの観点を基準に、総合点によって選考された。

 ICT部門で金賞を受賞したのは、LB技研の「モバイル実物投影セット TJ‐Link(学校向け)」。付属の高速近距離無線通信対応SDカードを入れたデジタルカメラをTJ‐Link 本体に近づけるだけで、撮った画像や動画を瞬時にパソコンに取り込める。それを素早く電子黒板などで拡大表示し、即印刷もできるため、授業において見せたい写真や動画をすぐに共有できるほか、専用ソフトウェアによって写真の比較表示も簡単にできる。

 非ICT部門で金賞を受賞したのは、メディアクリエイトの「ラクに楽しく1時間 中学国語 ラクイチ授業プラン」。授業準備が追いつかない場面を想定した、準備の手間をかけずに1時間を乗り切れる50本の授業プラン集。教師用手引きとワークシートですぐにアクティブ・ラーニングを実践できる。また、各授業プランを素材(ソフト)と学習活動(ハード)の組み合わせとして表現し、それらの項目を入れ替えていくことで新たな授業プランを発想することができる。

 投票結果および受賞製品・サービスの詳細については、「アクティブ・ラーニングアワード2017」のWebサイトに掲載されている。

◆「アクティブ・ラーニングアワード2017」投票結果
【ICT部門】
金賞/「モバイル実物投影セット TJ‐Link(学校向け)」LB技研
銀賞/「初等中等教育向けeポートフォリオシステム まなふりくん」FCEエデュケーション
「Find!アクティブラーナー」 Findアクティブラーナー
【非ICT部門】
金賞/「ラクに楽しく1時間 中学国語 ラクイチ授業プラン」メディアクリエイト
銀賞/「LearnFit 座位・立位昇降デスク」教育産業
「Mog(Mission on the Ground)」 very50
《荻田和子》

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