Google東京拠点、渋谷へ“帰郷”…ストリームに2019年入居

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Alphabet CFO・Google CFOを務めるルース・ポラット氏
  • Alphabet CFO・Google CFOを務めるルース・ポラット氏
  • グーグル合同会社代表のピーター・フィッツジェラルド氏
  • Alphabet CFO・Google CFOを務めるルース・ポラット氏(左)、東急グループ代表 東京急行電鉄取締役社長の野本弘文氏(中)、グーグル合同会社代表のピーター・フィッツジェラルド氏(右)
  • 2018年秋開業予定の「渋谷ストリーム(SHIBUYA STREAM)」ビル(写真右)
  • 「みんなのコード」運営委員の高木皓太氏(左※高はハシゴダカ)、代表の利根川裕太氏(中)、指導者養成主任講師の竹谷正明氏(右)
 Googleは2017年11月17日、グーグル合同会社(Google Japan)の東京拠点を六本木から渋谷へ移転すると発表した。現1,300人の社員より倍の人数を収容し、検索やGoogleマップをはじめとするGoogle製品のさらなる開発や技術革新の創造をねらう。入居ビルは2018年秋開業予定の「渋谷ストリーム(SHIBUYA STREAM)」。新オフィスオープンは2019年の見込み。

 米Googleは2001年、東京・渋谷に海外初の拠点を設立。業務拡大のため、2010年には「六本木ヒルズ森タワー」へオフィスを移転した。東京拠点では、Googleの検索やマップなどの機能のほか、東日本大震災をきっかけに災害対応ツール「パーソンファインダー」の強化改善にも取り組んできた。

 2017年11月17日には、東京拠点の移転と国内での新展開に関する記者会見を開催。グーグル合同会社代表のピーター・フィッツジェラルド氏、Alphabet CFO・Google CFOを務めるルース・ポラット氏、東急グループ代表 東京急行電鉄取締役社長の野本弘文氏が登壇し、東京・渋谷とGoogleの協業について期待を述べた。当日は渋谷区長の長谷部健氏によるビデオレターも放送された。

新オフィスは渋谷へ“帰郷”…2019年入居予定



 東京拠点の移転について、ルース・ポラット氏は、「Googleはイノベーションにはコラボレーションが欠かせないと考えています」とコメント。新社屋の完成に期待を寄せ、渋谷をベンチャークリエイターが集まる「日本のシリコンバレー」と表現。Googleと日本がともに手をたずさえ、技術革新を起こしていきたいとした。

 新オフィスが入居するビルは、東京急行電鉄が東横線跡地開発「渋谷区南街区プロジェクト」として建設中の「渋谷ストリーム(SHIBUYA STREAM)」。旧東横線渋谷駅および路線跡地とその周辺敷地に位置する、渋谷エリア最大級の複合施設だ。ホテルや約900坪の商業施設やイベントホールなどのほか、企業向けオフィスフロアを有する。グーグル合同会社は14~35階までの22フロアに入居予定。

 野本弘文氏は「2001年に日本法人を設立したときは、ワンフロアに満たない広さで営業されていました」と、Googleの東京拠点が生まれた当時を振り返る。グーグル合同会社が渋谷区へ“帰ってくる”ことについて「おかえりなさい」と笑顔を見せ、「Googleのさらなる発展に、少しでもお役に立てれば」と述べた。

プログラミング教育に本腰、みんなのコードを支援



 記者会見当日は、日本のプログラミング教育への展望も発表。次期学習指導要領に伴う2020年からのプログラミング教育導入を前に、子どもたちのプログラミング教育に寄与するため、「みんなのコード」が展開する「プログラミング指導教育養成塾」の支援を決定した。

 プログラミング指導教育養成塾」は、特定非営利活動法人「みんなのコード」がおもに小学校教員向けに提供している、プログラミング指導者育成のためのプロジェクト。2017年は東京、大阪、福岡の3都市で開催したものを、2018年4月からはGoogleの支援を受けて本格的に展開していく予定。

 みんなのコード代表の利根川裕太氏によると、Googleからの支援は資金面だけでなく、東京拠点にいるGoogle社員と小学校教員が直接交流する場の提供にも及ぶ。利根川氏は、Googleの支援により「コンピュータがどういったものか、テクノロジーは何に生かされているのかを、現場の先生たちがよりリアルに感じられるようになる」とコメント。2020年までの3年間で2,000人の小学校教員を養成塾へ招待し、「(養成塾を出た先生が)さらにほかの先生に学んだことを伝えて、子どもたちがプログラミングを楽しむ国ができれば」と抱負を述べた。

 ポラット氏は、新オフィスの開設で「東京での、日本での立場を確立していきます」とコメント。活発なアイデアやインスピレーションが生まれる場を提供し、Googleの技術革新や日本のイノベーターの育成に貢献していきたいと述べた。

 新オフィスに関する情報や具体的な展開は、今後詳細が明かされる見込み。みんなのコードによる「プログラミング指導教育養成塾」の詳細はWebサイトで確認できる。
《佐藤亜希》

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