1年の最初を飾る「しぶんぎ座流星群」1/4朝5時ごろ極大、方角は?

 8月のペルセウス座流星群、12月のふたご座流星群と並んで三大流星群と呼ばれ、1年の最初を飾るしぶんぎ座流星群。一般的に12月28日から1月12日ごろに出現し、2018年は1月4日の明け方にピークを迎える。北東方向を中心に月明かりを避けて観測するのがおすすめ。

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ウェザーニューズによる2018年1月3日夜~4日明け方の天気
  • ウェザーニューズによる2018年1月3日夜~4日明け方の天気
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  • 国立天文台「しぶんぎ座流星群」
 8月のペルセウス座流星群、12月のふたご座流星群と並んで三大流星群と呼ばれ、1年の最初を飾るしぶんぎ座流星群。一般的に12月28日から1月12日ごろに出現し、2018年は1月4日の明け方にピークを迎える。北東方向を中心に月明かりを避けて観測するのがおすすめ。

 国立天文台によると、「しぶんぎ座流星群」は活動が活発な期間が数時間と短いうえに、流星の出現数が年によって変化する流星群。毎年、安定して多くの流星が出現するペルセウス座流星群やふたご座流星群に比べてムラがあり、熟練した観察者によって1時間あたり100個程度の流星が見られた年もあるが、通常は1時間あたり20個~50個程度の出現数だという。特に、2018年は1月2日にもっとも大きく満月が見える日を迎えるため、直後の1月4日は条件がいいとは言えないようだ。

 アストロアーツでは、しぶんぎ座流星群の情報を掲載しており、極大時刻は朝5時ごろと予測。月明かりの影響が大きく、空の条件がいいところでは1時間あたり15個程度、空が明るいところや視界が開けていないところで実際に見えるのは10個程度の流れ星が見えると予想している。月を直接視界に入れないようにしながら、北東方向を中心に空を広く見渡すようアドバイスしている。

 当日の天気はどうだろうか。ウェザーニューズによると、1月3日夜~4日明け方は冬型の気圧配置となり、北日本や東・西日本の日本海側では雪や雨が降って、流星観測には難しい条件だという。一方、東・西日本の太平洋側では雲の流れ込みが少なく、沿岸部ほど晴れて流星観測を楽しめるところが多いと予測。お正月らしい冷え込みとなるため、万全の防寒を勧めている。

 ウェザーニューズはしぶんぎ座流星群のようすを1月3日午後8時~10時に流星特別番組にて生中継する。番組はウェザーニュースのWebサイトのほか、各種動画サイトで配信。また、ユーザー参加型企画として、流れ星に込めた新年の抱負をTwitterで募集している。ハッシュタグ「#2018 年の抱負」とつけたツイートすることで参加でき、中継中に流れ星を捉えると投稿された新年の抱負が中継画面に映し出されるという。
《黄金崎綾乃》

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