立命館中、入試「社会」で採点ミス…3名を繰上げ合格【中学受験2018】

 立命館中学校は2018年1月18日、2018年度前期日程入学試験における採点ミスについて情報を公表。「社会」受験者134名(4科目受験者のみ)の採点をやり直した結果、合格最低点を超えた3名が繰上げ合格となった。

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立命館中学校・高等学校「2018年度立命館中学校前期日程入学試験における採点ミスについて」
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  • 2018年度立命館中学校入学試験概要
 立命館中学校は2018年1月18日、2018年度前期日程入学試験における採点ミスについて情報を公表。「社会」受験者134名(4科目受験者のみ)の採点をやり直した結果、合格最低点を超えた3名が繰上げ合格となった。

 2018年度立命館中学校入学試験の出願受付期間は2017年12月7日~2018年1月6日。前期日程は1月13日、後期日程は1月14日に試験を実施した。日能研の入試倍率速報(1月22日現在)によると、前期A方式に31名、前期B方式に162名、後期に506名が応募している。

 採点ミスが発生したのは、1月13日に行われた前期日程の「社会」(A方式・B方式共通)大問2の(4)。模範解答が誤っていたものの、採点をそのまま進めてしまい、1月17日に外部からの指摘を受けて判明した。

 指摘を受け、立命館中学校は「社会」受験者134名(4科型受験者のみ)の答案の当該箇所の採点をすべてやり直し、122件を訂正。改めて合否判定を行ったところ、合格最低点を超える受験者が3名おり、その3名を繰上げ合格とした。なお、当該問題の配点は50点満点中1点だった。

 また、立命館中学校の入学試験では、ADコース志望者は総合コースを第2志望とすることができる。第2希望の総合コースに合格していた受験者1名について、今回の採点ミスにより、第1志望のADコースの合格最低点を超えていたことが判明。よって、1名は総合コースからADコースでの合格となった。

 当該受験生には直接説明し、謝罪のうえ了解を得たという。立命館中学校は2017年度入試の前期日程「算数」でも出題ミスが判明しており、10名を繰上げ合格とする対応などをとっている。今回の採点ミスについて、「昨年度来再発防止に努めてまいりましたが、事態を真摯に受け止め、さらなる再発防止の強化に努めて参ります。」とコメントしている。
《黄金崎綾乃》

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