東京2020大会マスコットのデザイン案への応募総数は2,042件。形式要件やデザインのチェック、マスコット審査会による審査などを経たのち、2017年12月7日に最終候補に選ばれた3作品が発表された。その後、同年12月11日から2018年2月22日まで、全国の小学校、インターナショナルスクールなどの小学生から投票を受け付け、最終マスコットを3作品決定した。投票学校数は16,769校、総投票数は205,755票だった。

画像:東京2020組織委員会会長の森喜朗氏。「日本で初めて、世界で初めて、小学生の子どもたちが、オリジナルのマスコットを決めるという、大変なことをやっているんだよ。すごいんだよみんな。」と、児童に呼びかけた。
結果発表を前に、マスコット審査会座長の宮田亮平氏は「いよいよこの日がやってきた」と笑顔を見せた。マスコット審査会副座長の生駒芳子氏は、投票に協力した児童と、学校関係者へ感謝の意を表し、「これから(決定した)マスコットと東京2020大会を盛り上げていきたい」と述べた。

画像:獲得票数が開示され、マスコットが「ア」に決定した瞬間
投票の結果、東京2020大会マスコットは「ア」に決定。マスコット候補「ア」は、伝統と近未来をひとつに描いた“温故知新な”オリンピックキャラクターと、桜の触覚と超能力を持つクールなパラリンピックキャラクターのペア。インターネット上では、「スタイリッシュ」「桜が日本らしい」「近未来な感じがする」などの感想があがっていたほか、マスコットが持つ「瞬間移動」「超能力」という特殊能力が特徴的であることや、市松模様が日本らしさの表れであるとして、海外の一部報道でも取り上げられていた。
実際に「ア」に投票した児童からは、「ゲームのキャラクターみたいでかっこいい」「戦隊ものみたいで親しみがある」「技術先進国の日本を象徴している」「スポーツが得意で盛り上げてくれそう」などの意見が寄せられた。

画像:「大好きな奥さんに伝えたい」とコメントする谷口亮氏
作者は、福岡県在住のキャラクターデザイナー・イラストデザイナーの谷口亮氏。これまで、ベネッセが展開する「チャレンジタッチ」のナビゲートキャラ「ニャッチ」や、Avex「キューティ★マミー」2ndシングルCDジャケットなどを手掛けた経歴を持つ。登壇した谷口氏は「頭の中が真っ白。何を言ったらいいかわからないんですけど、大好きな奥さんに伝えたい」とコメント。マスコット審査会からトロフィー、3Dマスコットフィギュアなどが授与され、笑顔を見せた。

画像:マスコット審査会メンバーの中川翔子氏(しょこたん)から3Dマスコットを手渡される谷口亮氏
マスコットは今後、東京オリンピック・パラリンピックに関するイベントやライセンス商品、アニメーション作品への展開など、さまざまなシーンでの利活用と活躍が期待される。正式な発表は2018年夏を予定している。
◆東京2020大会 マスコット最終候補3案が選ばれるまで
◆東京2020 マスコット<最終候補紹介動画>
※編集部注:詳細を追記しました。(2018年2月28日14:25)