2019年度卒の就活、採用選考は6/1以降にスタート

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文部科学省「2019年度就職問題懇談会申合せについて」
  • 文部科学省「2019年度就職問題懇談会申合せについて」
  • 日本私立大学連盟「2019(平成31)年度大学、短期大学および高等専門学校卒業・修了予定者に係る就職について(申合せ)」
 文部科学省は2018年3月30日、「2019年度就職問題懇談会申合せ」をWebサイトに掲載した。2019年度大学、短期大学および高等専門学校の卒業・修了予定者の採用選考活動は卒業・修了年度の6月1日以降に開始となる旨などが、就職問題懇談会から各大学に通知された。

 国公私立の大学等で構成する就職問題懇談会は、2019年度卒業・修了予定者の就職活動の秩序を維持し、学生の就職機会の均等を期するため、各大学等が取り組む事項についての申合せを行った。就職・採用活動の日程は、広報活動開始は卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降、採用選考活動開始は卒業・修了年度の6月1日以降、正式な内定日は卒業・修了年度の10月1日以降。大学等は日程を遵守するとともに、企業などに対して遵守を要請する。

 申合せの大きな目的のひとつに、学生の学修時間確保や留学などの多様な経験を得る機会の確保など、学生の学修環境の整備がある。大学等はその点を再認識し、学生に対して、関連情報の周知や情報提供に努めること、個別の相談や指導、場合によっては企業に具体的な対応を要請するなど、きめ細やかな支援を行うことが明記されている。

 広報活動開始日の卒業・修了前年度3月1日より前は、学内および学外で企業などが実施する「企業説明会」に対して会場提供や協力を行わない。正式内定に至るまでの間においては、複数の内々定の状態が継続しないよう、学生を指導するとともに、9月30日以前の内々定は学生を拘束しないものである旨を徹底する。

 また、初年次からのキャリア教育・職業教育の充実などが盛り込まれた。キャリア教育の実施にあたっては、「企業説明会」とは明確に区分したうえで、幅広く企業などの協力を得つつ、積極的な取組みを行うよう記している。

 企業等に対しては、就職・採用活動開始時期の遵守、学生の学業への配慮、採用選考活動で学生の学業への取組状況を含めて適切に評価することを要請。そのほか、インターンシップの適切な実施、採用選考活動の実施時期が梅雨や夏季にあたるため、学生のクールビズなどへの配慮を明示することが、要請事項として記載されている。

 なお、2020年度以降の就職・採用活動について、頻繁な日程変更は避け、学生が学業および就職活動に取り組むことができる環境整備を目指す方針を示した。たとえば2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催など、年ごとの状況変化はあるが、安定的な就職・採用活動が行われることが重要との考えによるもので、経済団体などと意見交換を行うという。
《黄金崎綾乃》

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