【高校野球】夏の甲子園から料金改定、外野席を有料化

 日本高等学校野球連盟は2018年4月11日、第100回全国高校野球選手権記念大会(夏の甲子園)から、入場券の販売方法を変更し、料金を改定すると発表した。混雑による事故やトラブルを防ぐため、これまで無料だった外野自由席は大人500円、子ども100円となる。

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全国高校野球選手権大会の入場料
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 日本高等学校野球連盟は2018年4月11日、第100回全国高校野球選手権記念大会(夏の甲子園)から、入場券の販売方法を変更し、料金を改定すると発表した。混雑による事故やトラブルを防ぐため、これまで無料だった外野自由席は大人500円、子ども100円となる。

 日本高等学校野球連盟によると、ここ数年は入場を待つ観客の列の混雑が深刻で、転落事故などを防ぐための警備費用が増加している。また、野球の普及・振興、選手育成、けが防止などについて協議している「高校野球200年構想」の事業費用の確保も、料金引上げのおもな理由にあげられている。

 2018年8月5日から17日間、阪神甲子園球場で開催される第100回全国高校野球選手権記念大会(夏の甲子園)から、入場券の販売方法を変更。これまで自由席だったバックネット裏の座席を中央特別指定席とし、完全前売り・指定席とする。球場窓口で当日売りは行わない。料金は、現行の2,000円から2,800円に値上げする。

 中央特別指定席の設置は、観客の来場時間帯を分散して混雑緩和を図り、遠方の観客が入場券を購入しやすくなるなど、利便性向上が目的だという。

 1・3塁特別自由席とアルプス席の入場券販売方法に変更はないが、料金を引上げ。1・3塁特別自由席は、大人が現行の1,500円から2,000円、子どもが現行の600円から800円、アルプス席も現行の600円から800円に引き上げる。

 これまで無料だった外野席は、混雑による事故やトラブルを防ぐために有料化。入場料は、大人500円、子ども100円となる。なお、子ども料金の対象は、4歳から小学6年生。

 中央特別指定席と1・3塁特別自由席は、観戦希望の日付で購入する「単日券」、大会16日間すべてを観戦できる「通し券」の2種類を設ける。通し券の新料金は、中央特別指定席が4万4,800円、1・3塁特別自由席が3万2,000円。
《奥山直美》

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