【大学受験2019】昭和大、医学部一般選抜で新制度導入…歯学部・薬学部の併願可能

 昭和大学は2018年5月8日、2019年度入試より、医学部一般選抜(I期)入試で歯学部、薬学部も併願できる新制度を導入すると発表した。歯学部や薬学部も志願する医学部志願者の受験機会を拡大し、入学検定料負担を軽減するねらい。

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 昭和大学は2018年5月8日、2019年度入試より、医学部一般選抜(I期)入試で歯学部、薬学部も併願できる新制度を導入すると発表した。歯学部や薬学部も志願する医学部志願者の受験機会を拡大し、入学検定料負担を軽減するねらい。

 新制度は、医学部の一般選抜(I期)入試の学力試験の結果を、歯学部・薬学部の合否判定に兼用するというもの。医学部一般選抜(I期)の1次試験を受験するだけで歯学部・薬学部に併願できるほか、前日に行われる歯学部・薬学部選抜(I期)も受験できるので、受験チャンスが広がるという。

 併願を希望する場合は、入学検定料も正規料金に比べて減額される。医学部と歯学部を併願する場合は通常11万円のところ9万円。医学部と薬学部を併願する場合は通常9万5,000円のところ7万円。医学部と歯学部、薬学部を併願する場合は通常14万5,000円のところ10万円と割安になる。

 試験日は、1次の学力試験が2019年1月25日、2次の小論文・面接試験が2月2日または3日に実施される。募集人員は歯学部3名、薬学部5名。

 1次試験において医学部の合格基準に達し、歯学部、薬学部の合格基準にも達した者は、医学部2次試験を受験でき、歯学部、薬学部も受験権利がある。医学部の合格基準には達しないが、歯学部、薬学部、または両方の合格基準に達した者は、歯学部、薬学部、または両方の2次試験を受験できる。

 2次試験は、医学部2次試験において医学部と共通問題の小論文試験を実施。その後、該当学部の面接試験を行う。2学部以上合格し面接試験となる場合は、希望順位上位の学部のみ面接試験を行う。

 なお、入試日程など詳細は変更される可能性もあるので、入試要項で確認が必要。

◆2019年度入試 医学部一般選抜(I期)入試利用の歯学部・薬学部併願
試験日:
・1次/2019年1月25日(金)学力試験(大阪・福岡でも実施)
・2次/2019年2月2日(土)または3日(日)小論文・面接(1次合格者のみ)
募集人員:歯学部3名、薬学部5名
入学検定料:医学部+歯学部/9万円、医学部+薬学部/7万円、医学部+歯学部+薬学部10万円
※入学後の1年次の成績によっては転部入学制度により2年次からの学部変更も可能(歯学部1年→医学部2年、薬学部1年→医学部2年、薬学部1年→歯学部2年など)
《外岡紘代》

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