昼に流れる「昼間流星群」とは?6月は年間最大規模の活動

 流星電波観測国際プロジェクトは、昼に流れる昼間流星群の情報をWebサイトで紹介している。昼間流星群の中でも、「6月昼間流星群」は2018年で最大規模の活動をするという。

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 流星電波観測国際プロジェクトは、昼に流れる昼間流星群の情報をWebサイトで紹介している。昼間流星群の中でも、「6月昼間流星群」は2018年で最大規模の活動をするという。

 昼間流星群とは、昼に流れる流星群のこと。流星は夜ばかりではなく、昼にも流れており、レーダー観測や電波観測によって昼間にも流星群があることが発見され、1年間にいくつかの昼間流星群の存在が明らかになっている。昼間流星群は通常の電波観測では流星の軌道が決定されず、現在はレーダー観測や熱心な眼視観測者によって昼間流星群の軌道が計算されているという。

 流星電波観測国際プロジェクトによると、6月昼間流星群を構成するのは「4月うお座昼間流星群」「くじら座ο昼間流星群」「おひつじ座昼間流星群」「ペルセウス座ζ昼間流星群」「おうし座β昼間流星群」。5月から活動を見せ始め、7月いっぱいまで観測される。出現期間や極大期など詳細は、流星電波観測国際プロジェクトのWebサイトで確認できる。

 流星電波観測は、昼夜を問わず、天候にも左右されずに流星を観測できる方法。流星電波観測の仕組みや方法は、流星電波観測国際プロジェクトのWebサイトで紹介されている。

 肉眼でも確認できる夜の流星群は今後、7月中旬から8月中旬にかけて「みずがめ座δ(デルタ)南流星群」や「ペルセウス座流星群」、10月に「10月りゅう座流星群(ジャコビニ流星群)」、10月初旬から11月初旬にかけて「オリオン座流星群」、11月に「しし座流星群」、12月に「ふたご座流星群」などが観測できる予定。おもな流星群の一覧は、国立天文台のWebサイトで確認できる。
《外岡紘代》

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