大学入試、試験問題・解答は原則公表…文科省が通知

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 文部科学省は平成30年6月4日、国公私立大学へ「大学入学者選抜実施要項」を通知した。平成29年度末に発覚した大学入試での出題・合否判定ミスの事例を踏まえ、試験問題や解答は原則として公表することを求めた。

 文部科学省は、国公私立大学関係者や高等学校関係者等の審議を踏まえて「平成31年度大学入学者選抜実施要項」を定め、全国の国公私立大学へ通知した。平成30年1月に大阪大学、2月に京都大学などで入試の出題・合否判定ミスが発覚したことから、関係の諸事項を加えた。

 入試情報の取扱いについて、個別学力検査における試験問題やその解答は、当該入試の実施以降に受験者や次年度以降の入学志願者が学習上参考にできるようにするため、試験問題や解答は原則として公表する。ただし、一義的な解答が示せない記述式の問題などは、出題の意図または複数のもしくは標準的な解答例などを原則として公表することを求めた。

 入試ミスの防止にあたっては、学長のリーダーシップのもと、入学者選抜業務全般についてガバナンス体制を構築し、入学者選抜に関するマニュアルの作成などにより、業務全体のチェック体制を確立する。試験問題の点検は、試験実施前だけでなく、試験実施中、実施後においても速やかに、作題者以外の者も含めて、二重、三重に点検を行うことにより、出題ミスの防止や早期発見に努めることとした。
《工藤めぐみ》

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