法務省は平成30年6月14日、司法試験予備試験短答式試験の結果を発表した。受験者数は1万1,136人、合格者数は2,612人で、合格率は23.4%。最終合格発表は11月8日に行われる。 司法試験予備試験は、法科大学院を経由しない者にも法曹資格を取得する道を開くために設けられた試験。司法試験予備試験に合格すると、合格した翌年の4月1日から5年を経過するまでの期間に実施される司法試験を受験できる。 平成30年司法試験予備試験の短答式試験は平成30年5月20日に全国7都市の9会場で行われた。出願者数は1万3,746人、受験者数は1万1,136人(うち途中欠席81人)、採点対象者は1万1,055人。 短答式試験の合格に必要な成績は、各科目の合計得点160点以上(270点満点)。合格者数は2,612人で、合格者の平均点は177.5点、合格率(受験者に占める合格者の割合)は23.4%だった。 今後は、平成30年7月15日と16日に論文式試験、10月11日午後4時ごろに論文式試験の合格発表、10月27日と28日に口述試験を実施。最終合格発表は11月8日午後4時ごろを予定している。 なお、平成29年司法試験の結果によると、法科大学院別の合格者数と合格率のトップは「予備試験合格者」で、合格者数は290人、合格率は72.5%だった。