AI型タブレット教材「Qubena」NPO法人へ無償提供スタート

 人工知能型タブレット教材「Qubena(キュビナ)」提供するCOMPASSは2018年7月11日、貧困による教育格差解消に取り組む特定非営利法人(NPO法人)へQubenaを無償提供するプログラムを開始したことを発表した。

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 人工知能型タブレット教材「Qubena(キュビナ)」提供するCOMPASSは2018年7月11日、貧困による教育格差解消に取り組む特定非営利法人(NPO法人)へQubenaを無償提供するプログラムを開始したことを発表した。

 無償提供先第1号は、キッズドア東北事業部が運営する「タダゼミ仙台」。2018年7月17日から2019年3月末まで、週1コマ60分の数学の授業内でQubenaによる学習時間を設ける。平日は自習室での利用も可能とする。

 「Qubena」は、人工知能(AI)を搭載したタブレット型教材。おもに学習塾や公私立学校などを中心に展開している。学習中の操作ログや計算過程、回答データを分析することで、つまずく原因となっているポイントを特定し、学習者ひとりひとりが解くべき問題へと自動的に誘導する点が特徴だ。北海道や東北で小・中・高校生を対象とした学習塾を展開する練成会グループや岡山県立和気閑谷高校などでの導入実績を持ち、2018年2月からは個人向けの「Qubena Wiz(キュビナ ウィズ)」も提供している。

 「キッズドア」は、2007年の設立以来、子ども支援に特化した活動を展開している特定非営利法人。東京都内および東日本大震災の被災地を中心に、経済的に通塾が困難な子どもを対象とした無料塾などを約20拠点で運営している。キッズドア東北事業部長の對馬良美氏は、導入にあたり「数学の戻り学習に効果的なQubenaのアダプティブラーニングに期待しております」とコメントしている。
《佐藤亜希》

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