就活ルール撤廃の影響は…指針「必要」7割

 ディスコは2018年10月10日、採用活動の日程ルール撤廃による企業・学生の影響に関する調査結果を発表した。70.7%の学生が就活の日程ルールの必要性を感じていることが明らかになった。

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就活日程ルールの必要性
  • 就活日程ルールの必要性
  • 日程ルールがない場合の就職活動希望時期
  • 優秀な学生の採用について
  • 必要な採用数の確保について
 ディスコは2018年10月10日、採用活動の日程ルール撤廃による企業・学生の影響に関する調査結果を発表した。70.7%の学生が就活の日程ルールの必要性を感じていることが明らかになった。

 調査は、2019年3月卒業予定の大学生(理系は大学院修士課程含む)を対象に、就職活動に関する調査を実施し、1,159人の有効回答を得た。調査期間は2018年10月1日から9日。また、全国の主要企業を対象に、9月26日から10月5日にかけて新卒採用活動について調査を実施し、1,302社の有効回答を得た。

 就活の日程ルールの必要性について、「ルールは必要だが、今の日程でなくても良い」46.5%と「今のルールが良い」24.2%の計70.7%の学生がルールは必要だと感じている。一方、「ルールは必要ない(撤廃すべき)」は29.3%だった。

 就活の日程ルールがない場合の就職活動希望時期について、就職活動を開始したい時期は「大学3年生(修士1年生)の4月」が12.2%ともっとも多く、「大学4年生(修士2年生)の4月」11.3%、「大学3年生(修士1年生)の12月」8.9%、「大学3年生(修士1年生)の10月」8.8%などが続いた。

 また、就職活動を終了したい時期は「大学4年生(修士2年生)の4月」が21.1%ともっとも多く、「大学4年生(修士2年生)の6月」19.9%、「大学3年生(修士1年生)の3月」「大学4年生(修士2年生)の5月」各11.8%などが続いた。

 企業への調査によると、採用活動の日程ルールが撤廃された場合、優秀な学生の採用については「採用しづらくなると思う」64.7%、必要な採用数の確保については「確保しづらくなると思う」65.0%といずれも最多となった。
《工藤めぐみ》

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