【高校受験2019】北海道公立高入試<英語>講評…難易度は大きく下がった

 平成31年3月5日(火)、平成31年度(2019年度)北海道立高等学校入学者選抜の学力検査が実施された。リセマムは、練成会の協力を得て、学力検査「英語」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても同様に掲載する。

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【高校受験2019】北海道公立高入試<英語>講評…難易度は大きく下がった
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 平成31年3月5日(火)、平成31年度(2019年度)北海道立高等学校入学者選抜の学力検査が実施された。リセマムは、練成会の協力を得て、学力検査「英語」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても同様に掲載する。

<英語>講評(練成会 提供)



 ここ数年と出題傾向は同じ。リスニングの配点も昨年度と同じで15点。

 標準問題の大問2は、昨年は使用頻度の低い語が正答となる問題があったが、今年度は中1・中2内容の基礎的な語句・文法が大半を占め、難易度は大きく下がった。

 大問3(裁量問題受験者用大問2)<A>は昨年より易化。問1適語選択、問2適語補充、問3英問英答とオーソドックスな出題で、求められる知識も基本的なものであった。<B>は昨年と同程度の難易度。問2は「レイクホテルに宿泊するならどの施設を使いたいか。」という文意を読み取れれば答えやすかったと思われるが、冠詞theの抜けから減点となる生徒が多いと思われる。

 大問4(裁量問題受験者用大問3)の対話文も例年通り300語程度で、全体的に素直な出題。問1適語補充は例年40%前後の正答率だが、今回は生徒に馴染みのあるwentが正答だったため正答率が大幅に高くなるとおもわれる。また問2theyの指す内容を選ぶ問題、問4空欄に適当な英文を選ぶ問題も正答を選びやすいものであった。ただし問6部分英作文は空欄の後ろの形容詞smallとつながる代名詞somethingを思いつくのに苦戦する問題であった。

 裁量問題は配点(20点)は例年と変わらず、長文の語数(500語程度)も例年とほぼ同じ。<A>問1がグラフの内容と一致する英文を完成させるという新傾向のものであった。空欄の前のmoreが「より多くの」という比較級であることを見抜くことがポイントであった。問5部分英作文はマッピングの「北海道の面白い場所を紹介する」という部分から「北海道には観光に訪れるべき面白い場所たくさんがある」という英文を作る。自由英作文は7年連続の出題。将来住みたいところと、そこに住みたいと思う理由という身近なテーマで、しっかりと対策した生徒には答えやすかったと思われる。

 全体的に標準問題、裁量問題ともに昨年度より易化したため、手応えを感じている生徒が多いのではないかと思われる。

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 このレポートは平成31年3月5日(火)に速報として練成会により作成されたもの。

協力:練成会
《編集部》

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