からくりの仕組みがわかるミステリー児童小説「からくり探偵団」

 KADOKAWAは2019年3月20日、からくりの動く仕組みがわかって楽しめるミステリー児童小説「からくり探偵団 茶運び人形の秘密」を発売した。本の中では、身の回りの物で作れる簡単な「からくり」の工作を紹介している。

趣味・娯楽 小学生
 KADOKAWAは2019年3月20日、からくりの動く仕組みがわかって楽しめるミステリー児童小説「からくり探偵団 茶運び人形の秘密」を発売した。本の中では、身の回りの物で作れる簡単な「からくり」の工作を紹介している。

 著者の藤江じゅん氏は、2001年「五本目のろうそく」で第2回グリム童話賞優秀賞受賞。2004年に「冬の龍」で第10回児童文学ファンタジー大賞奨励賞、2007年に第17回椋鳩十児童文学賞を受賞している。おもな作品に、「時計塔のある町」や「サッカク探偵団」シリーズがある。

 「からくり探偵団 茶運び人形の秘密」は、「からくり探偵団」が町の事件を解決するミステリー。小学5年のタクミと草介が望遠鏡をのぞいていると、マンションの窓から落ちそうになった女の子を見つける。あわてて現場に行ってみると、そこには「人の手」をくわえた猫とそれを追いかける女の子がいて、タクミたちはびっくり。実は、その手は「からくりじかけ」で動く「茶運び人形」の手だった。その人形をきっかけに、3人は不動産サギ事件に巻き込まれていく。

 本の中では、身の回りの物で作れる簡単な「からくり」の工作を紹介。作り方が付いているので、ぜひ作ってみてほしいという。本の中に出てきた工作で遊びながら本を読めば、一緒に謎解きをしている気持ちを味わえるかもしれない。

 定価は850円(税別)。「絵本ナビ」では試読みができる。

◆からくり探偵団 茶運び人形の秘密
作:藤江じゅん
仕様:四六判セミハードカバー/192ページ
定価:850円(税別)
《外岡紘代》

【注目の記事】

編集部おすすめの記事

特集

page top