そこでリセマムでは、首都圏の私立中高一貫校で2019年の4月から6月に行われる文化祭や運動会のうち、一般も見学できる行事を紹介する。気候のいいこの時期に、志望校決定の参考に、あるいは気分転換に、足を運んでみてはいかがだろうか。
開成中学校・高等学校
ボートレース
4月20日（土）※開催時間は未発表（4月11日現在）
毎年恒例の開成高校と筑波大学附属高校とのボートレース。90回目の対戦となった昨年（2018年）は筑波大附属高校が勝利し、対戦結果は45勝45敗の五分に。2019年はこの拮抗した状態がどのように変わるのかに注目だ。2018年は対校レースのほか、シングルスカルのレース、中央大学杉並高校を招いたクォドルプル、中学招待レースも実施された。当日は中学1年生と高校1年生の編入生による大応援団が組織され、入学したばかりの新入生は、上級生の指導で校歌やボートレース応援歌を覚えるのが恒例。会場は戸田公園内の戸田ボートコース（戸田漕艇場）。最寄駅はJR埼京線 戸田公園駅。
運動会
5月12日（日）※開催時間は未発表（4月11日現在）
毎年多くのメディアからも注目されている名物行事。身体接触のある団体競技がメインで、全生徒が8つの組に分かれ、高校3年生が後輩の指導を行う。競技ルールなども無批判には受け入れず、その年ごとにさまざまなことを自分たちで考え、徹底的に話し合い、常に最高の運動会を求め行動する、という生徒の「自主性」は伝統となっている。組織づくりやルールの作成と審議、問題点の改善策などなどを議論し、生徒たちが丸1年かけて活動した集大成となっている。
麻布中学校 麻布高等学校
文化祭
4月26日（金）、27日（土）、28日（日）※開催時間は未発表（4月11日現在）
麻布学園の生徒の自治活動の中で最大の行事。全学的な執行委員会が組織され、ほぼ生徒の手によって企画、運営される。中庭特設ステージでのイベント、生徒有志のグループやクラブ主催の展示、模擬店、コンサート、演劇、討論会などを開催。2019年のスローガンは「revive your dead personality」。「個性」に着目し、ひとりひとりにしか表現し得ないことを表現できる場所を作るという目標に向かって進んでいるという。Webサイトでは、過去の文化祭のようすを写真とともに掲載している。
聖光学院中学校高等学校
聖光祭
4月27日（土）・28日（日）※開催時間は未発表（4月11日現在）
2019年で60回目を迎える聖光祭。昨年同様の校内謎解き宝探しゲームの「トレジャーハント」や「ドラゴン桜2」とのコラボレーションなど、さまざまな企画を予定しているという。
栄光学園中学高等学校
第70回 栄光祭
5月11日（土）・12日（土）9:00～15:30（フィナーレは16:00まで）
72回目を迎える学園祭。2019年のスローガンは「Hack」で、「切り開く」という意味をもち、新校舎としての経験が浅い栄光祭に新たな可能性を追い求めたいとの想いから設定された。半年という長きにわたり栄光生一同で準備に邁進しているという。
鎌倉学園中学校・高等学校
学園祭
※開催日時は未発表（4月11日現在）
生徒が主体となり、例年6月に2日にわたって開催される。例年、学園祭の公式Webサイトで準備のようすや当日の模擬店やステージの模様が紹介されている。学園祭名は毎年変わるが、2019年は4月10日時点では未発表。
武蔵高等学校中学校
記念祭
4月27日（土）・28（日）※開催時間は未発表（4月11日現在）
旧制高等学校時代からの呼称を引き継ぎ「記念祭」と呼ばれている文化祭。生徒が主体的に運営しており、小冊子団体による研究発表や総合学習における各種発表、教師出品の書道展など、1年間の成果を発表する場となっている。時代の流れを反映し他校生の来校も多くなり、賑やかなお祭り色が濃くなってきているが、生徒たちの記念祭への関心はとても高く、他校の文化祭実行委員会との連絡を通じて情報交換するなど、よりよい記念祭へ向けてたゆまぬ努力を重ねているという。
栄東中学・高等学校
体育祭・文化祭
文化祭：6月 8日（土）11:00～16:00／6月9日（日）9:00～15:00
体育祭：6月21日（金）9:00～16:00
プログラムなどの詳細は4月10日現在未発表。例年、体育祭・文化祭ともに予約不要で一般に公開されている。体育祭は上尾運動公園陸上競技場で開催、雨天の場合は6月25日（火）に行う。
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各校の詳しい内容・時間、雨天・荒天時の予定変更については各校のWebサイトにて確認すること。また、いずれの行事とも生徒主体の行事のため、保護者や関係者以外が見学する場合は、十分に注意を守って参加したい。
