ヘルパンギーナが流行、東京都で警報レベル超え

 東京都は2019年8月1日、ヘルパンギーナの患者報告数が警報基準を超えたと発表した。31保健所中12保健所で、警報レベルを超えている。都内ではヘルパンギーナのほか、手足口病や咽頭結膜熱(プール熱)の患者数も増加しており、注意が必要だ。

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ヘルパンギーナの都内定点あたり患者報告数(過去5シーズン)
  • ヘルパンギーナの都内定点あたり患者報告数(過去5シーズン)
  • ヘルパンギーナの都内流行マップ(保健所別)
 東京都は2019年8月1日、ヘルパンギーナの患者報告数が警報基準を超えたと発表した。31保健所中12保健所で、警報レベルを超えている。都内ではヘルパンギーナのほか、手足口病や咽頭結膜熱(プール熱)の患者数も増加しており、注意が必要だ。

 ヘルパンギーナは、エンテロウイルス属のウイルスによって引き起こされる感染症で、毎年夏に小児を中心に流行する。突然の高熱で発症し、口の中の奥の方に水疱や潰瘍ができる。

 東京都内264か所の小児科定点医療機関から報告された定点あたり患者報告数によると、第30週(7月22~28日)は4.98人。保健所別の患者報告数では、31保健所中12保健所で警報レベルを超えている。なお、ヘルパンギーナの警報レベルは「保健所単位で定点あたり6.0人/週を超えてから2.0人を下回るまでの間」としている。

 現在、警報レベルにあるのは、八王子市(13.82)、台東(8.00)、荒川区(8.00)、中央区(6.67)、町田市(6.38)、南多摩(6.33)、多摩立川(6.29)、多摩小平(6.21)、多摩府中(6.20)、練馬区(5.33)、中野区(4.33)、江戸川(3.67)。保健所管内人口でみると、東京都全体の44.9%が警報レベルとなっている。

 都内では現在、同じ夏風邪の一種である手足口病や咽頭結膜熱の患者報告数も増加している。ヘルパンギーナ、手足口病、咽頭結膜熱は、いずれもウイルスによる感染症で、ワクチンや特効薬はない。感染を予防するには、こまめな手洗い、咳エチケット、集団でのタオル共有を避けることなどがポイント。症状がおさまったあとも2~4週間は便などにウイルスが排泄されるため、トイレやおむつ交換のあと、食事の前は手洗いを心掛けることも大切になる。
《奥山直美》

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