花火でのやけどに注意、消費者庁が予防・対処法を呼びかけ

 夏休みに入り、医療機関から花火のときに起こった子どもの事故情報が寄せられていることから、花火をする際は周辺の環境や後片付けにも注意を払うよう、消費者庁は「子ども安全メール from 消費者庁」の最新号で呼びかけている。

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 夏休みに入り、医療機関から花火のときに起こった子どもの事故情報が寄せられていることから、花火をする際は周辺の環境や後片付けにも注意を払うよう、消費者庁は「子ども安全メール from 消費者庁」の最新号で呼びかけている。

 消費者庁は国民生活センターと共同で、2010年12月から医療機関から事故情報の提供を受けている。この度寄せられた花火での事故情報は、「自宅の庭で花火をしていたところ、火が付いたろうそくを右足で踏んでしまった。その拍子に、溶けたロウが左足に付着し、やけどを負った」(6歳)、「公園で花火の片付けをした際、消火した直後のろうそくを子どもが運んでいたところ、つまずいて転倒した。溶けたロウがこぼれて、子どもの顔と両手にかかり、やけどを負った」(2歳)など。

 これらの事故情報を受け、消費者庁は「周りに燃えやすいものや、足元に花火やろうそく、つまずきやすいもの等を置かない」ようにすること、「後片付けの際は、使い終わった花火や熱くなったろうそくで、やけどをしないように注意」することを呼びかけている。

 消費者庁では、未就学児の子どもに起こりやすい事故と予防法、もしものときの対処法をまとめた「子どもを事故から守る!事故防止ハンドブック」の14ページに、やけどをしてしまったときの応急手当方法を掲載している。万が一、花火でやけどをした場合には参考にしたい。

 「子ども安全メール from 消費者庁」は、消費者庁が毎週木曜日に配信しているメール配信サービス。おもに、0歳から小学校入学前の子どもの思わぬ事故を防ぐための注意点や豆知識を発信している。登録は消費者庁のWebサイトより受け付けている。
《桑田あや》

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