AIで運動能力&適性種目を提案する「DigSports」製品化

 電通国際情報サービスは2019年8月8日、子どもの運動能力をセンサーで自動測定し、ひとりひとりの長所に応じて、どのスポーツに向いているかをAIが提案するシステム「DigSports(ディグスポーツ)」を全国の自治体やスポーツ施設、イベント事業者などを対象に販売開始した。

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 電通国際情報サービスは2019年8月8日、子どもの運動能力をセンサーで自動測定し、ひとりひとりの長所に応じて、どのスポーツに向いているかをAIが提案するシステム「DigSports(ディグスポーツ)」を全国の自治体やスポーツ施設、イベント事業者などを対象に販売開始した。

 DigSportsは、センサーやAIを活用して運動能力を測定し、ひとりひとりの長所に応じて、どのスポーツに向いているかを提案するシステム。独自のアルゴリズムに基づきモニター前での動きから記録を推定でき、約5×5mの広さがあれば、文部科学省が小学生を対象に定めている新体力テストの項目のうち、「反復横跳び」「50メートル走」「ボール投げ」「立ち幅跳び」の4項目に、「垂直跳び」「持久走」を加えた計6項目の測定を行うことができる。

 身体計測や体力測定の結果をもとにAIが分析し、オリンピック種目を含む74種類の競技の中から、スポーツ専門家の知見を用いたデータより、計測者の長所に応じた3種目を提案。また好きなスポーツが上達するためには、どのような運動をすればよいかというアドバイスも得ることができる。さらに、目の前の大型モニターに、計測中の自分の動きと骨格の推定画像が重なり合って見えたり、計測記録がリアルタイムで表示されたりするなど、子どもが楽しくチャレンジできるインターフェースを備えているため、楽しみながらスポーツに目覚めるきっかけを創出できる。

 提供価格は、常設利用(6か月以上)の月額利用料が5万円、システム研修費用(導入時1回)が10万円から。別途、指定のスペックを備えたPC等周辺機器の購入が必要。利用者の受付登録時にインターネット環境が必要となる。単発利用の1日利用料が30万円(1セットから)。技術者を派遣する場合は、別途サポート費用・諸経費などが必要となる。
《桑田あや》

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