【大学受験】共通テスト延期を求める動き…4万2千超の署名

 英語民間試験活用の延期決定に続き、大学入学共通テストの実施延期や記述式問題導入の中止を求める動きが強まっている。高校生4名が文部科学省を訪れ、4万2,000件を超える署名を大学入試室長へ提出した。

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大学入学共通テストから学生を守る会「大学入学共通テスト2020年度実施の中止を求める署名」
  • 大学入学共通テストから学生を守る会「大学入学共通テスト2020年度実施の中止を求める署名」
  • 大学入学共通テストの2020年度からの実施延期と大学入試センター試験の継続を求める緊急声明
 英語民間試験活用の延期決定に続き、大学入学共通テストの実施延期や記述式問題導入の中止を求める動きが強まっている。高校生4名が文部科学省を訪れ、4万2,000件を超える署名を大学入試室長へ提出した。

 従来の大学入試センター試験に代わり、大学入学共通テストが2021年1月に実施される。大学入学共通テストでは、国語と数学で記述式問題を導入予定だが、採点の公平性などが疑問視されている。

 大学入学共通テストから学生を守る会の高校生4名が11月6日に文部科学省を訪れ、共通テスト延期を求めて4万2,000件を超える署名を錦泰司大学入試室長へ提出した。同会では「採点の質が担保されない」「そもそも記述問題を導入する意義がない」「自己採点ができず志望校判断ができない」のおもに3点について問題提起している。

 入試改革を考える会は中京大学の大内裕和教授らが呼びかけ人となり、記述式問題導入の中止および民間試験導入の凍結を求めて、萩生田光一文部科学大臣へ「大学入学共通テストの2020年度からの実施延期と大学入試センター試験の継続を求める緊急声明文」を提出する予定だという。
《工藤めぐみ》

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