文部科学省は2019年12月17日、2021年1月実施の大学入学共通テストにおいて、記述式問題は実施せず、導入を見送ると発表した。受験生の不安を払拭し、安心して受験できる体制を早急に整えることは現時点で困難だという。 従来の大学入試センター試験に代わり、2021年1月に実施される大学入学共通テストでは、「国語」と「数学」において記述式問題の導入が予定されていた。しかし、採点の公平性や正確性、採点体制などについて疑問の声があがっていた。文部科学省は、大学入学共通テストにおける記述式問題の導入に関して指摘されている課題に対し、どのような改善が可能かできる限りの方策を大学入試センターとともに検討し、採点事業者に必要な対応を求めるなどしてきた。 協議の結果、「採点ミスを完全になくすところまで至るには限界がある」「自己採点の不一致を大幅に改善することは困難」「実際の採点体制を明示することができない」などの理由から、2021年1月実施の大学入学共通テストにおいて、記述式問題は実施せず、導入を見送ることとした。 今回、2021年1月の大学入学共通テストでは記述式問題は、導入見送りを判断したが、各大学の個別選抜において記述式問題の活用に積極的に取り組んでほしいと考えており、文部科学省として、各大学に対してそうした取組みを要請していきたいとしている。
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