【大学受験】早慶MARCHの学長…新年のあいさつ

 2020年を迎え、各大学の総長・学長らが大学のWebサイトで新年のあいさつを公開している。創立記念事業を予定している大学では、事業に向け新たな決意を述べている。

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 2020年を迎え、各大学の総長・学長らが大学のWebサイトで新年のあいさつを公開している。創立記念事業を予定している大学では、事業に向け新たな決意を述べている。

 早稲田大学の田中愛治総長は、第17代総長に就任して1年が経過し、引き続き「世界で輝くWASEDA」の実現を目指し、さまざまな改革に取り組んでいけるよう、先導し続けるとあいさつ。

 慶應義塾大学の長谷山彰塾長は昨年(2019年)、Times Higher Education(THE)の大学インパクトランキングで総合順位世界91位の評価を受けたことに触れ、100位以内にランクインしたのは日本国内では3大学だけ。SDGs(持続可能な開発目標)達成への貢献度であり、人文・社会科学の伝統的な学問分野に加えて、医療系3学部や、医理工連携、湘南藤沢キャンパス(SFC)の先端研究など総合的な教育研究の力が評価されたことを意味するという。小学校から大学・大学院までの一貫教育の向上、分野横断・文理融合型の研究の発展、産学連携事業の推進など、教育・研究・医療のさらなる発展に全力をあげて取り組んでいく。

 明治大学は、柳谷孝理事長と土屋恵一郎学長の「明治大学の未来(あした)」と題した新春対談を掲載。2021年に迎える創立140周年の記念事業の1つとして、和泉キャンパスに初年次教育、教養教育、国際教育などの教学のコンセプトに基づいて約1万2,000平米規模で、新教育棟を3月に着工。学費改定や収容定員増などで学納金収入が増加したことや3年連続で一般入試志願者数が11万人を越えたことも大きな要因となった。引き続き、「世界に開かれた大学」「世界に発信する大学」として着実に発展していくことを目指していくという。

 青山学院大学は、国立競技場、国立代々木競技場に近いキャンパスを持つ大学として、東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催の2020年は特別な年になる。阪本浩学長は、スクール・モットーの「地の塩、世の光」を例年以上に高く掲げて、教職員一同、教育の質の向上になお一層努めるという。

 創立150周年を4年後に控える立教大学の郭洋春総長は、さらなる飛躍を遂げる年にしたい考え。創立者チャニング・ムーア・ウィリアムズ主教が目指した建学の精神と聖書の一節を取り上げ、今後行う創立事業に向け、すべての構成員の気持ちを一つにし、One Teamでこの事業に取り組みたいと決意を述べている。

 中央大学の福原紀彦学長は、2020年のチャレンジを紹介。学部の垣根を越えてAI・データサイエンスの教育研究を推進する組織や拠点を整備して、Society5.0の未来社会で活躍できる人材の育成に注力。そのほか、多摩と都心とに立地するキャンパスでは、世界基準の教育研究を推進するため、各キャンパスの特性を高め、相互連携を深めながら整備を進めていく。学長のほか、酒井正三郎総長、大村雅彦理事長の新年のあいさつも掲載している。

 創立140周年と大学昇格から100年の年を迎えた法政大学。田中優子総長は、その年にふさわしく春にはHOSEIミュージアムが開館するとし、気候変動から日本社会、世界政治の急激な変化の中で、教職員、学生、卒業生たちが地に足をつけて自由を生き抜くことができるよう、ミュージアムは来し方行く末を共に語り合う場にしたいとまとめている。
《田中志実》

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