【中学受験2020】名古屋大附属中、音声問題で実施ミス

 名古屋大学教育学部附属中学校は2020年1月17日、2020年度入学検査の検査I(第一部)において実施ミスがあったと公表した。検査I(第一部)は入学者選抜の資料として用いず、検査I(第二部)の得点を2倍にして合否判定に使用する。

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名古屋大学教育学部附属中学校・高等学校
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 名古屋大学教育学部附属中学校は2020年1月17日、2020年度入学検査の検査I(第一部)において実施ミスがあったと公表した。検査I(第一部)は入学者選抜の資料として用いず、検査I(第二部)の得点を2倍にして合否判定に使用する。

 名古屋大学教育学部附属中学校の2020年度入学検査は、1月11日・12日の2日間にわたって行われた。ミスがあったのは1月11日に実施された検査I(第一部)。校内放送で「検査の最初に放送による問題があります」とアナウンスするとともに、検査用紙の冒頭に「検査開始後、すぐに〔1〕〔2〕に関する放送が流れます」と記載しているにもかかわらず、放送担当者の過誤により、5分15秒間流れる予定の「放送による問題」の音声がすべての検査室において放送されなかった。

 これを受けて検査本部は、各検査室の状況を把握するため、各検査室を巡回して監督者に受検者の状況を確認。14室ある検査室のうち2室で、放送が流れるまでの5分間、受検者が設問の解答に取りかかっていない状態にあったと検査本部が判断し、当該2室の監督者に検査時間を5分延長するように指示した。

 しかし、検査終了後、検査本部が各検査室の監督者に再度確認したところ、「当該2室でも、ほかの検査室と同様、受検者の多くはほかの設問の解答に取りかかっており、当該2室について検査時間を5分間延長する指示は誤りであったこと」「当該2室以外の検査室においても音声が放送されなかった5分間に、監督者から受検者に対して指示を出す手順になっていたため、『放送による問題』以外の設問の解答に取りかかっていた受検者と、数分間にわたって解答に取りかかっていない受検者がいたこと」が明らかになった。

 解答時間の公平性を確保できないため、検査I(第一部)は合否判定に使用できないことから、検査I(第一部)は合否判定資料から除外される。検査Iは第一部・第二部とも小学校の学習内容に関する総合力を問う問題であり、検査I(第二部)の得点を用いれば小学校の学習内容に関する総合力を確かめられると判断。今回は、検査I(第二部)の得点を2倍にして合否判定に使われた。

 名古屋大学教育学部附属中学校は1月20日、校長を委員長とする再発防止委員会を設置。1月29日実施予定の名古屋大学教育学部附属高等学校の入学者選抜でミスが生じないよう対策するとともに、2019年度中に検査実施マニュアルを整備・改善したいとしている。
《外岡紘代》

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