文部科学省は2020年2月5日、令和2年度(2020年度)国公立大学入学者選抜の志願状況を発表した。出願最終日2月5日午後3時現在の志願倍率は、前期日程が2.9倍、後期日程が8.8倍、中期日程が12.7倍。確定志願状況は、2月20日に発表する。 2月5日午後3時現在の志願状況によると、国立(前期)は募集人員6万3,823人に対し、志願者数が17万4,978人で、志願倍率が2.7倍。国立(後期)は募集人員1万4,165人に対し、志願者数が11万8,621人で、志願倍率が8.4倍。公立(中期)は募集人員2,355人に対し、志願者数が2万9,992人で、志願倍率が12.7倍。 国公立(前期・後期・中期)合計は募集人員10万137人に対し、志願者数が41万7,283人で、志願倍率が4.2倍。なお、前年度(2019年度)の確定志願倍率は4.7倍だった。 志願倍率を学部系統別にみると、「人文・社会」4.4倍、「理工」4.1倍、「農・水産」3.7倍、「医・歯」4.3倍、「薬・看護」4.8倍、「教員養成」3.4倍、「その他」4.5倍となっている。 国公立合計171大学592学部のうち、前年度(2019年度)の最終志願倍率を超過している大学・学部等は、121大学244学部等。2段階選抜の実施予定倍率を超えた大学・学部等は、43大学(65.2%)85学部等(49.7%)。 高倍率となったのは、国立大学では前期が東京芸術大学(美術)11.9倍、後期が東京外国語大学(国際社会)25.6倍、公立大学では前期が山陽小野田市立山口東京理科大学(工)9.0倍、後期が新見公立大学(健康科)30.6倍、中期が山陽小野田市立山口東京理科大学(工)34.2倍など。 前期日程試験は2月25日より、中期日程試験は3月8日より、後期日程試験は3月12日より実施される。