【高校受験2020】京都府公立前期<西京高校エンタープライジング科>講評

 2020年2月17日(月)および18日(火)、令和2年度(2020年度)京都府公立高等学校入学者選抜について、前期選抜が実施された。リセマムでは、京進の協力を得て、西京高等学校(エンタープライジング科)の学力検査講評を速報する。

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2020年度(令和2年度)京都府公立高等学校入学者選抜<西京高校 エンタープライジング科>講評
  • 2020年度(令和2年度)京都府公立高等学校入学者選抜<西京高校 エンタープライジング科>講評
 2020年2月17日(月)、令和2年度(2020年度)京都府公立高等学校入学者選抜について、前期選抜が実施された。前期選抜の募集人員は5,226人。1万940人が志願し、出願倍率は2.09倍となった。リセマムでは、京進の協力を得て、西京高校(エンタープライジング)の学力検査講評を速報する。このほか、堀川高等学校(探究学科群)、嵯峨野高等学校(京都こすもす科)についても、同様に掲載する。

西京高等学校(エンタープライジング科)講評
(京進 提供)



英語


大問1 長文読解(会話文・説明文) 〔やや難〕
大問2 長文読解(説明文) 〔やや難〕
リスニング
A.ディクテーション(1度読み) 〔標準〕
B.着陸時の機内放送(2度読み) 〔標準〕
B.会話と資料(1度読み) 〔標準〕
C.会話と資料(2度読み) 〔標準〕

 筆記は大問2題構成。大問1の長文は、あるテーマについて意見を交わす「会話」と2つの「記事」と「資料」で構成。読解問題としては標準的な内容であったが、本文の内容に沿った自分の意見を要約して英作文する問題が昨年度と同様に2問出題された。語数はそれぞれ「10語以上15語以内」「20語以上30語以内」。大問2はプラスチック公害問題に関する説明文。標準的な難度であったが、全体の語数や注釈語が多く,素早く正確に読み解く力が求められた。リスニングについては例年と大きな傾向の変化はなかった。

数学


大問1 小問集合 〔やや易〕
大問2 空間図形 〔標準〕
大問3 平面図形 〔標準〕
大問4 資料の整理 〔やや難〕
大問5 関数(動点) 〔標準〕
大問6 確率 〔標準〕

 大問6題。大問1の計算問題と独立小問の難度が下がり、大問2以降も素直な設定が多かった。全体的に取り組みやすくなったといえる。大問2は最短距離の典型問題。展開図をかき、相似な図形として処理する定番の解法を身につけておこう。大問3は面積比から線分比を求める問題。大問5の動点の問題は、見通しは立ちやすいが処理が複雑。大問6は確率。すべて書き出しても求められるが、積の法則・和の法則を使えるようになっておきたい。今年度は毎年出題されていた記述式の問題がなかったが、論理的に筋道立てて説明する練習をしておこう。

国語


大問一 論説文 『科学者が人間であること』中村桂子 〔やや易〕
大問二 古文  『筆のすさび』 〔やや易〕

 現代文、古文の大問二題構成。昨年に引き続き記述問題の減少、漢字の選択肢形式での出題、会話文形式の設問が今年も見られた。現代文は「科学と日常との結びつき」について述べられた文章で、内容は読み取りやすい。選択肢問題、記述問題ともに要点を捉えることができれば正解を導き出せるものが多かった。古文では、昨年より記述問題がさらに減少した。本文中の2つのエピソードの共通点を読み取れるかがポイントであるが、会話文形式の設問が内容理解の手がかりとなった。うまく活用して問題に取り組みたい。

理科


大問1A 物理 小問集合 レンズ,浮力,ばねと力 〔やや難〕
大問1B 物理 電気器具の消費電力 〔やや易〕
大問2A 化学 化学変化と質量保存の法則 〔標準〕
大問2B 化学 カルシウムに関する化学変化 〔やや難〕
大問3A 地学 火成岩の特徴 〔標準〕
大問3B 生物 生物どうしのつりあい 〔やや易〕

 4分野からの出題となっているが、物理,化学内容の割合が多くなっている。短文で解答する問題は2問出題されている。大問1では、浮力と密度の関係や3力のつり合いを問う問題がやや難しかったが、電力や電力量の計算は公式の活用で十分対応できる内容であった。大問2Bの化学の問題は、実験を説明する文は短いものの様々な数値が扱われ、与えられた情報をうまく処理する力が必要であった。計算問題が10問以上あり、全体の小問数が50問以上と多いため、時間内に解き切るには手際よく問題をこなしていく必要がある。

社会


大問1 世界地理・経済・憲法 〔やや易〕
大問2 歴史総合 〔やや易〕

 問題の構成は例年通りである。大問1は、世界地理、経済、憲法を中心とした小問集合、大問2は2019年の時事をテーマにした歴史の小問集合である。基礎知識があれば正答できる問題が多いため、高得点が狙えたのではないだろうか。正誤判別問題は、選択肢の文章から誤りの語を見つけやすく、正誤を判別しやすかった。短文記述問題は80字以内のものが2問出題された。指定語句や書くべき内容の指定があり、知識として知っているであろう内容も多かったので、対策をした生徒には取り組みやすかっただろう。現代社会の出来事に関心を持っておきたい。

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 このレポートは2020年2月17日(月)に、速報として京進により作成されたもの。

 京進は関西・愛知を中心に全国で学習塾、個別指導教室を展開している。最新の脳科学に基づくオリジナル学習法であるリーチングメソッドは、自ら学ぶ力を育む学習法として高い効果を上げている。

協力:京進
《編集部》

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