<学校選択問題・数学>講評(スクール21 提供)
全体的に昨年よりも難問が多く、難しいと感じた受検生が多かったのではないでしょうか。
大問1 小問集合
(2)の式の値を求める問題などが、しっかり得点したいところでしたが、正解できなかった受検生が多かったかもしれません。
2次方程式や連立方程式の計算も少し複雑になっていて、正確に答えられたかどうかが合否の分かれ目になったと思われます。
(5)の確率の問題は、見慣れない問題文の条件を見て、焦った受検生も多かったのではないでしょうか。
(8)の資料整理の問題も、あまり解き慣れていない受検生が多かったでしょう。
大問2 作図と証明
(1)の作図の問題は有名な問題でした。ただ初見だった受検生には難しかったかもしれません。
(2)の証明はそれほど難しい問題ではなかったので、ぜひとも正解したいところです。
大問3 相似の利用
(2)は学力検査問題と問題自体は同じですが、学校選択問題では図が与えられていないため、自分で図が書けたかどうかが正解への分かれ道になりました。
だからこそ(1)は確実に得点したい問題でした。
大問4 関数
学力検査問題とほぼ同じ問題でした。
(2)の1では途中の説明がどこまで書けたかが重要でした。
大問5 空間図形
(1)の体積を求める問題は確実にとっておきたい問題でした。
(2)はねじれの位置にある辺の数を答える問題で基本的な問題のように見えましたが、一本余計(辺PC)に答えてしまった受検生が多かったと思います。
(3)の平面を切り出して考える問題は、難度が高かったです。途中の説明を書く問題だったので、なかなか手のつかなかった受検生も多かったでしょう。
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このレポートは令和2年2月28日(金)に速報としてスクール21により作成されたもの。
協力:スクール21