【大学受験2020】北海道大学も後期日程を中止

 北海道大学は2020年3月6日、大学職員に新型コロナウイルスの感染者が確認されたことから、3月12日に予定していた後期日程試験(一般入試個別学力検査)の中止を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、埼玉県立大学など8校が後期日程を中止する。

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  • 国公立大一般入試 後期日程を中止する大学(3月6日現在、河合塾調べ) (c) Kawaijuku Educational Institution.
 北海道大学は2020年3月6日、大学職員に新型コロナウイルスの感染者が確認されたことから、3月12日に予定していた後期日程試験(一般入試個別学力検査)の中止を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、埼玉県立大学など8校が後期日程を中止する。

 北海道大学では当初、3月3日に後期日程試験を予定通り実施することを発表。試験時間中を含めたマスク着用を推奨するなど、感染症対策を徹底するよう呼び掛けていた。

 しかし、3月4日夕方に北海道大学事務局職員が新型コロナウイルス感染症に罹患していることが判明。自覚症状(咳、頭痛、全身倦怠)を感じた2月22日以降、学生と濃厚接触した事実はなかったが、受験生やその家族への影響の有無について注意深く検討を進めた結果、後期日程試験の中止を決断した。

 後期日程試験の中止については、第1段階選抜の合格者全員にメールおよび郵送で通知文を送付。合格判定は、大学入試センター試験の成績のみを用いて行う。その際の配点は、3月12日午後5時に大学Webサイトで公表し、当初の予定通り3月20日午前9時に合格者を発表するという。

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、後期日程試験を中止する大学は、北海道を中心に全国に広がっている。河合塾の調べによると、3月6日現在、後期日程を中止する大学は、旭川医科大学、帯広畜産大学、北見工業大学、北海道大学、北海道教育大学、山形県立米沢栄養大学、埼玉県立大学、高知大学の8校。センター試験の成績や調査書の内容から合否を決定するほか、北海道教育大学岩見沢校(音楽文化、美術文化)では2次試験に代えて録画や作品などで評価する。
《奥山直美》

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