河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」は2020年3月13日、2020年度入試の「主要私立大志願状況(3月13日現在)全体概況」を公表した。主要私立大で志願者数が判明した108大学を集計したもので、全体の志願者数は前年度比95%にあたる281万8,591人となった。 「2020年度主要私立大志願状況」における主要私立大とは、おもに例年志願者1万人超の大学と各地区拠点大学を示す。現在掲載されてるのは、3月13日現在で志願者数が判明している108大学の状況をまとめたもの。出願期間中の方式、志願者数未公表の方式は集計対象外となっている。 2020年度の一般入試の志願者数は、全体で前年度比95%と減少。方式別でみると、志願者数194万5,767人の一般方式は98%、87万2,824人のセンター利用方式は87%。センター利用方式で大幅な減少がみられた。 大学グループ別の志願者数は、「早慶上理」が93%、「MARCH」が92%、「関関同立」が98%、「産近甲龍」95%など。「早慶上理」は一般方式95%、センター利用方式85%となり、全体と同じくセンター利用方式が減少している。前年度より志願者数が減少している大学グループが多いが、千葉工業大学や北里大学などの「首都圏理系10大学」104%、「北星学園・北海学園」109%、「西南学院・福岡」101%と増加している大学グループもあった。 学部系統別の状況では、「人文科学系」91%、「社会科学系」90%、「理・工・農学系」103%、「医療系」92%、「その他の系統」98%。詳しくみていくと、理・生命科学が101%、工・理工が104%、芸術117%が増加している。一方、文・人文91%、法88%、経済・経営・商92%、医93%、歯81%など多くが減少しており、特に社会福祉は70%と減少が目立った。 Kei-Netは2020年度入試情報にて、出願速報を行っている私立大学へのリンクをまとめた「出願状況リンク集」、国公立大の出願状況一覧などに加え、新型コロナウイルスの感染拡大を受け後期日程を中止する大学、ならびに感染・感染の疑いがある受験生を対象に救済措置を実施する国公立大学をまとめた一覧を掲載している。
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