金工大、小中高生向けにSDGs自宅学習教材を公開

 金沢工業大学の学生団体「SDGs Global Youth Innovators(GYIs)」は、休校が続く全国の小中高生に向けて、自宅学習教材「STAY HOME for SDGs~おうちで取り組む17日間SDGsチャレンジ~」を開発・公開した。

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 金沢工業大学の学生団体「SDGs Global Youth Innovators(GYIs)」は、休校が続く全国の小中高生に向けて、自宅学習教材「STAY HOME for SDGs~おうちで取り組む17日間SDGsチャレンジ~」を開発・公開した。

 「SDGs(持続可能な開発目標)」とは、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミット採択の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標。「貧困をなくそう」「質の高い教育をみんなに」といった17のゴールと、169のターゲットで構成されている。

 金沢工業大学はSDGsに貢献する教育・研究を進めており、学生団体GYIsはSDGsのゲーミフィケーション教材の展開を中心に、SDGsの普及・啓発活動、SDGsアクション(SDGsの17の目標を意識した活動)に取り組んでいる。

 両者は新型コロナウイルス感染拡大による休校措置や外出自粛を受け、小中高生が家にいながら学び続けることができる学習教材として、「STAY HOME for SDGs」を開発。SDGsの17の各ゴールに沿った17のチャレンジから構成されており、チャレンジの例としては、「自分たちでできる家事を増やしていこう。お父さんやお母さんと相談して、家事の分担表をつくろう」などのように、小学校低学年から実施できるものも記載されている。

 金沢工業大学SDGs推進センターWebサイトにて、教材のダウンロードおよび教材の使い方説明動画の視聴が可能。すべてのチャレンジを実施した小中高生には、学生団体GYIsが企業と共同で開発した「THE SDGs Action cardgame『X(クロス)』」を先着50名にプレゼントする。また、全チャレンジ実施を報告した小中高生には、修了証(賞状)をデジタルデータで贈呈する。報告締切は5月29日。
《桑田あや》

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