子どもの数は39年連続減少、東京都のみ増加

 総務省統計局は5月5日の「こどもの日」にちなみ、2020年4月1日現在の子どもの数(15歳未満人口)の推計を発表した。

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男女別子どもの数
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  • 都道府県別子どもの数および割合(2019年10月1日現在)
  • 都道府県別子どもの割合(2019年10月1日現在)
 総務省統計局は5月5日の「こどもの日」にちなみ、2020年4月1日現在の子どもの数(15歳未満人口)の推計を発表した。

 全国の子どもの数は、前年より20万人減少し1,512万人で、1982年から39年連続の減少となり、過去最少となった。男女別では、男子が774万人、女子が738万人で、女子100人に対する男子の数は105.0人。

 総人口における子どもの割合は12.0%で、1975年から46年連続の低下となる。

 各国における子どもの割合をみると(国により推計時期が異なる)、韓国(2019年7月1日)は12.4%、中国(2019年12月31日)は16.8%、アメリカ合衆国(2018年7月1日)は18.6%など。割合の高い国では、タンザニア(2018年7月1日)は43.7%、エジプト(2018年7月1日)は34.2%などとなっている。

 都道府県別の2019年10月1日現在における子どもの数をみると、東京都のみが前年から3千人の微増。その他の46道府県では減少しており、大阪府で1万3千人、北海道と神奈川県で1万2千人減少している。100万人を超えるのは東京都155万3千人、神奈川県109万9千人、大阪府104万3千人の3都府県。鳥取県の7万人がもっとも少なく、これに高知県7万7千人、徳島県8万1千人が続く。

 子どもの割合がもっとも高いのは沖縄県の16.9%で、滋賀県13.8%、佐賀県13.5%がこれに続く。もっとも低いのは秋田県の9.8%で、初めて10%を下回った。ほかに東京都11.2%、神奈川県11.9%、大阪府11.8%などとなっている。

※ 全国の人口は、2020年4月1日現在について推計した概算値。都道府県別の人口は、2019年10月1日現在の確定値。
《田村麻里子》

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