JR東日本千葉支社は5月15日、2023年の開業を予定している京葉線新習志野~海浜幕張間に設置する新駅の工事に着手すると発表した。この新駅は、2013年に千葉市美浜区にオープンした大型商業施設「イオンモール幕張新都心」前に設けるもので、2015年12月には千葉市・習志野市・イオンモール・千葉県の4者が新駅設置に向けた「幕張新都心拡大地区新駅設置調査会」を設立。2016年1~5月に測量・地質調査が、同年5~12月に基本調査が行なわれた。その後の2017年12月には、千葉県・千葉市・イオンモールの3者からなる「幕張新都心拡大地区新駅設置協議会」が設立され、2018年4月、同協議会とJR東日本が、設計および工事費の6分の1程度をJR東日本が負担することなどを含む基本協定を締結。今回、工事の準備が整ったとして着工の運びとなった。新駅は新習志野駅(千葉県習志野市)、海浜幕張駅(千葉市美浜区)からそれぞれ約1.7km地点となる千葉市美浜区浜田内に設けられ、構内は2面2線(10両編成対応)。鉄骨平屋建ての駅舎となる。今後は5月に作業ヤード整備などの準備工事に着手し、本格着工は夏頃を予定している。