新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえた大学などの授業実施状況

 文部科学省は2020年6月5日、全国の大学・高等専門学校(以下、大学など)1069校の再開状況について調査結果を公表した。6月1日時点で、1066校において授業(面接・遠隔をともに含む)が実施されており、授業を延期・中断中としているものは少数であった。

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6月1日(月)時点における授業の実施状況について
  • 6月1日(月)時点における授業の実施状況について
  • 6月1日(月)時点における授業の実施方法について
  • 一部で面接授業を開始する予定の時期について
  • 全面的に面接授業を開始する予定の時期について
 文部科学省は2020年6月5日、全国の大学・高等専門学校(以下、大学など)1,069校の再開状況について調査結果を公表した。6月1日時点で、1,066校において授業(面接・遠隔をともに含む)が実施されており、授業を延期・中断中としているものは3校と少数であった。

 6月1日時点で授業を実施していると回答のあった大学などのうち、641校においては、面接授業は実施されておらず、遠隔授業によって授業を実施していると回答した。面接授業と遠隔授業が併用されている大学などは322校、感染拡大の防止に配慮しつつ、学生を通学させて行う面接授業が実施されている大学などは103校であった。

 また、全部の授業を遠隔によって実施していると回答のあった大学などにおいて、一部でも面接授業を開始する予定となっている時期については、179校が6月前半、153校が6月後半、66校が7月中となっている。

 全部または一部の授業を遠隔によって実施していると回答のあった大学などにおいて、全面的な面接授業を開始する予定となっている時期については、511校で検討中となっており、232校が8月以後の時期と回答した。6月前半、6月後半、7月中に開始すると答えた大学などは、いずれも1割未満となっている。
《柿木 尚斗》

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