在宅ワーク・臨時休校の長期化で家計への影響が明らかに

 カンタン家計簿アプリ「おカネレコ」を提供するスマートアイデアは、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言発令期間に、ユーザーのお金の使い方に関する意識変化・実態を把握するため、「家計に関する意識調査第2弾」を実施。その結果を発表した。

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在宅ワーク・臨時休校の長期化で家計への影響が明らかに
  • 在宅ワーク・臨時休校の長期化で家計への影響が明らかに
  • コロナウイルスの影響により増えた出費(年代別)
  • コロナウイルスの影響により直近1カ月で一番増えた出費
  • 食費の中で増えている項目
  • 日用品の中で増えている項目
  • ネット通販の利用頻度
  • 最もよく利用している通販サイト
  • コロナウイルスの影響による収入の減少
 カンタン家計簿アプリ「おカネレコ」を提供するスマートアイデアは、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言発令期間に、ユーザーのお金の使い方に関する意識変化・実態を把握するため、「家計に関する意識調査第2弾」を実施。その結果を発表した。

 調査は5月22日から5月28日の期間に、1,389名に対して行われた。その結果によると、緊急事態宣言発令期間中、直近1か月に増えた出費の1位は「食費」で63.0%。ついで、「水光熱費」12.3%、「日用品」9.3%、「医療・医薬品費」6.0%が続く。スマートアイデアによると、前回の調査と比べ、食費が増えたと回答した人は16%増加しているという。また、「食費」と答えた人に対し「食費の中で増えている項目」を聞いたところ、「自炊用の食品」が73.6%を占めていた。

 「日用品」と答えた人に「日用品の中で増えている項目」を聞くと、コロナウイルス対策として「衛生用品(67.9%)」「掃除用品(9.5%)」が上位に。巣ごもり長期化で「在宅ワーク関連(7.1%)」もあがった。また、ネット通販の利用頻度をたずねたところ、回答者の51.4%がコロナウイルス感染拡大前と比べ、「ネット通販の利用頻度があがった」と回答。そこで回答者に「もっともよく利用している通販サイト」を聞くと、上位3位は「Amazon」が50.8%、「楽天市場」27.5%、「Yahooショッピング」10.8%で、全体の9割近くを占めた。

 コロナウイルス感染拡大が月収へ与えた影響については、全体では34.1%が「月収が減った」と回答。特に自営業は76.5%が「月収が減った」としており、減少した月収の平均額は10万2,885円で、前回の結果からさらに22%月収が減っている。

なお、緊急事態宣言解除後のお金のつかいみちに関しては、「旅行」や「外食」にお金を使いたいという回答が多くあがった一方、「貯蓄」「コロナ対策」など今後に備えるという回答も寄せられた。

 新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、4月16日から全国で1か月半にわたり実施された緊急事態宣言により、在宅勤務・週末の外出自粛・全国一斉休校など人々の毎日の生活行動は大きく変わり、一般家庭の家計・お金の使い方にも大きな影響を及ぼしているということが、調査結果からも明らかとなった。

◆「家計に関する意識調査第2弾」調査概要
調査方法・対象者:家計簿アプリ「おカネレコ」「おカネレコプラス」ユーザーのうち、全国10代~70代の男女を対象にWebアンケート方式で実施
調査期間:2020年5月22日(金)~2020年5月28日(木)
有効回答数:1,389名
《柿木 尚斗》

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