医師国家試験合格率Top20から見る「医学部ランキング2020」合格倍率・受験者数・辞退率[訂正あり]

 夏休み中に志望校を検討している受験生も多いのではないだろうか。リセマムでは、2020年度の入試結果から国公私立大学医学部医学科の合格倍率や受験者数、入学辞退率をまとめた。

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「医学部ランキング2020」合格倍率ランキング[訂正あり]
  • 「医学部ランキング2020」合格倍率ランキング[訂正あり]
  • 第114回医師国家試験合格率 トップ20[訂正あり]
  • 「医学部ランキング2020」 受験者数ランキング
  • 「医学部ランキング2020」 入学辞退率(低い順)ランキング[訂正あり]
 夏休み中に志望校を検討している受験生も多いのではないだろうか。リセマムでは、2020年度の入試結果から国公私立大学医学部医学科の合格倍率や受験者数、入学辞退率をまとめた。

 「医学部ランキング2020」は、2020年に実施された第114回医師国家試験における合格率トップ20の学校をピックアップし、医学部医学科の入試結果を調べた。各数値はいずれもWebサイトで公開されている代々木ゼミナール「2020年度入試結果」、および河合塾医進塾「医学部入試結果分析2020」を参考にしている。

 合格倍率(受験者数/合格者数)がもっとも高かったのは、「埼玉医科大学」21.52倍。ついで「自治医科大学」21.41倍、「川崎医科大学」18.46倍、「日本大学医学部」16.04倍、「日本医科大学」15.89倍。

 受験者数が多い順にみると、1位「埼玉医科大学」4,626人、2位「順天堂大学医学部」3,736人、3位「日本医科大学」3,718人、4位「日本大学医学部」2,904人、5位「大阪医科大学」2,702人。

 入学辞退率(合格者数と入学者数との差の、合格者数に対する割合)が低い順にみると、「自治医科大学」「川崎医科大学」「大阪市立大学医学部」の3大学がもっとも低く、辞退者がいなかった。ついで「和歌山県立医科大学」1.28%、「名古屋市立大学医学部」1.41%。ただし、自治医科大学は入学者数未公表のため募集人員を入学者数として扱った。

 なお、医学部最難関とされる東京大学医学部は「第114回医師国家試験」における合格率は91.3%でトップ20圏外のため対象外となっているが、合格倍率は3.40倍、受験者数は330人、辞退率は0%だった。ただし、東京大学も入学者数未公表のため募集人員を入学者数として扱った。

 各項目でのトップ10は次のとおり。

◆合格倍率トップ10
1位「埼玉医科大学」21.52倍
2位「自治医科大学」21.41倍
3位「川崎医科大学」18.46倍
4位「日本大学医学部」16.04倍
5位「日本医科大学」15.89倍
8位「産業医科大学」14.30倍
6位「大阪医科大学」12.81倍
7位「近畿大学医学部」12.44倍
9位「順天堂大学医学部」11.90倍
10位「兵庫医科大学」8.11倍

◆受験者数トップ10
1位「埼玉医科大学」4,626人
2位「順天堂大学医学部」3,736人
3位「日本医科大学」3,718人
4位「日本大学医学部」2,904人
5位「大阪医科大学」2,702人
6位「自治医科大学」2,634人
7位「兵庫医科大学」1,971人
8位「近畿大学医学部」1,854人
9位「川崎医科大学」1,532人
10位「産業医科大学」1,459人

◆入学辞退率(低い順)トップ10
1位「自治医科大学」「川崎医科大学」「大阪市立大学医学部」0.00%
4位「和歌山県立医科大学」1.28%
5位「名古屋市立大学医学部」1.41%
6位「岐阜大学医学部」4.62%
7位「浜松医科大学」6.32
8位「秋田大学医学部」7.41%
9位「千葉大学医学部」9.30%
10位「横浜市立大学医学部」11.90%

 入学者数が公表されていない学校については、入学辞退率を(合格者数-募集人員)/合格者数×100として算出した。また国公立大学には倍率やセンター試験の得点で二次試験の受験資格者数の制限をかけている大学もある。

※お詫びと訂正:
初出時、追加合格者数を二重にカウントしておりました。合格者数を訂正し、合格倍率と入学倍率を再集計しました。また、「医学部ランキング2020」合格倍率ランキングと合格倍率トップ10、入学辞退率(低い順)トップ10を訂正しました。お詫びして訂正いたします。(2020年8月11日)
《工藤崇史》

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